「犯人と母親」が車炎上で壮絶な焼死…09年「島根女子大生バラバラ殺人」と事件発覚直後の「交通事故」 7年後に結びついても残った“根本的な謎”
7年後に“判明”した犯人
第1回【紅葉残る山に女性の頭部や手足のない胴体…09年「島根女子大生バラバラ殺人事件」 捜査本部が注目した「刃物売り場・レンタル店・書店」】を読む
無残に解体された遺体は、犯人の異常性を匂わせるに十分だった。2009年11月6日、広島県北広島町の臥龍山(標高1223メートル)で発見された女性の頭部。続けて他の部位も発見されたが、警察の捜査はふるわなかった。そして7年後、ついに犯人が“判明”したことで事件は一旦の区切りを迎えたが――。
被疑者死亡で書類送検となった「島根女子大生バラバラ殺人事件」を、「週刊新潮」のバックナンバーで振り返る。
(全2回の第2回:「週刊新潮」2009年11月19日号、11月26日号掲載記事を再編集・加筆しました)
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次第に弱まった「学生犯行説」
警察の捜査は当初見立てた通りに進まなかった。
「当初、警察はAさんと同じ大学の学生を容疑者と見ていたフシがある。現に、最初に彼女の遺体の一部(頭部)が発見された直後、現役大学生の写真を警察に見せられたと証言している近隣の商店主も存在します。が、アテが外れたのか、学生犯行説は弱まりつつあり、当局はキャンパス付近でナンパした経験がある、といった程度の若者にまで対象を広げました」(全国紙記者)
実際、20代のある男性は、不満げにこう語った。
「確かに夏に、友達3人と一緒に大学の前で女の子に声を掛けたことはあるけど、それだけのことで、警察はオレの職場に押し掛けてきた。もちろん、Aさんと面識なんてない。それにナンパしたと言っても、オレらは結局失敗したのに」
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