紅葉残る山に女性の頭部や手足のない胴体…09年「島根女子大生バラバラ殺人事件」 捜査本部が注目した「刃物売り場・レンタル店・書店」
よく笑顔を見せ、皆に好かれるタイプ
Aさんは四国出身。大学進学にあたり、初めて親元を離れ、浜田市内の女子寮での生活を始めたばかりだった。先の大学関係者の指摘通り、彼女は小さい頃から周囲に愛される存在だったという。
「成績は常に上位、運動神経も良く、鬼ごっこをしていても、彼女が“鬼”だと男の僕でも追いつかれてしまうことがあった。よく笑顔を見せる子で、皆に好かれるタイプだったから、学級委員をしたこともありました」(小学校の関係者)
「教室の前の方の席に座っていたので、視力が悪いのかと訊ねたことがありましたが、“ちゃんと授業を聞きたいので”と言っていました。部活は応援部で、不必要なことは発言せず、落ち着いていて、勤勉な子。問題を起こしたこともありません」(高校の関係者)
大学入学後、英語を使いこなすという夢に向かい、着実に階段を上っていた只中、突如、その幕は閉じられてしまったのだった。
ホムセン、レンタル店、書店に聞き込み
鬼畜の所業で彼女の人生を奪い去った凶徒は一体何者なのか。
「遺体の部位の細かさから、Aさんの身体は、関節ごとに惨たらしく切り刻まれている可能性が高いと、捜査本部は見ている。特に、大腿部はほとんど骨だけになっていて、放置後に山の獣が食い散らかしたのではなく、人為的にきれいに肉がこそぎ落とされたと判断。そのため、当局は“刃物売り場”に注目しています」(地元記者)
とあるホームセンターの店長は、こう証言する。
「最初に頭部が発見された11月6日の18時頃、警察の方が訪ねてきました。10月以降、どんな刃物が売れたかを教えてほしいと。後日、包丁、鎌、鉋、鋸、電動鋸……うちで売っている刃物類のほぼ全ての販売データをお渡ししました」
数日後には、レンタルDVD店や書店でも聞き込みが行われた。
「11月9日、ホラーとアダルトのDVDを延滞している者がいないか、リストを見せてほしいと警察の方が尋ねてきました。目立った延滞者はいませんでしたけど」(レンタルDVD店の店員)
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決定的な証拠となったのは画像データだった――。第2回【「犯人と母親」が車炎上で壮絶な焼死…09年「島根女子大生バラバラ殺人」と事件発覚直後の「交通事故」 7年後に結びついても残った“根本的な謎”】では、事件から7年後、事態が大きく動いた様を伝える。
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