「真夏の甲子園は“百害あって一利なし”」 球児にダメージでも変えられない“大人の事情” 「NHKにも“番組を作らなくてよい“メリットが」

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【全2回(前編/後編)の後編】

「諦める」。どちらかといえば、ネガティブなニュアンスを読み取る向きも少なくあるまい。しかし、諦めることで新たな展望が開けるとしたら――。政治、経済、芸能と、何から何まで八方ふさがりの現代日本に風穴を開けるべく、識者が“正しい諦め方”を指南する。

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 前編では、持ち家の購入や夫婦の営みなど、人生において「諦めてもいいこと」について、専門家の声を紹介した。

スポーツの世界において「諦めてもいいのでは」と、かねて批判を浴びながら、なかなか“撤退”しないのが「夏の甲子園」。スポーツライターの小林信也氏は、

「真夏の甲子園は“百害あって一利なし”だと思っています」

 と、一刀両断する。

「甲子園では暑さ対策が講じられてはいますが、地方予選の会場では十分な対策がなされていません。球児から聞いた話では、甲子園の試合と試合の合間に練習するグラウンドは、土が燃えているんじゃないかと思うほど暑いそうです」(同)

夏の開催が変わらない“大人の事情”

 夏の開催にこだわるのは“大人の事情”が絡んでいるという。

「甲子園の期間は阪神タイガースが球場を明け渡すことが慣例になっています。時期をずらすことについてプロ野球側の理解を得られるか、という問題が出てくるのですが、そもそも甲子園球場にこだわる必要があるのか甚だ疑問です」(小林氏)

 NHKにも事情が。

「甲子園を中継している2週間ほどは通常の番組を作らなくて済む。2020年にコロナ禍で甲子園が中止になった際には対応に追われたと聞いています。高野連は高野連で、主体的に何かを変えようとする組織ではありません。球児のためにも、例えば開催を秋にして、土日を使いながら4週間ほどかけて大会を行う方法もあるはずです」(同)

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