「1話1億円」坂口健太郎ドラマが大惨敗 視聴率は「VIVANT」の5分の1…製作費を裏切る“低迷の理由”とは
7都市ロケにも違和感が
なぜそんなことに。
「『デイリー新潮』も報じているように、プロデューサーの加藤裕将氏はNetflixで配信した韓国ドラマ『イカゲーム』のような世界的ヒット作を生み出したいという思いから、この作品の構想に至ったと語っています。が、問題はそこだと思います。『イカゲーム』のような荒唐無稽さが最初から分かっていれば脳天気に楽しめますが、kiDnap(誘拐)ですからね。誘拐で命を懸けたゲームをすることに日本人は違和感を抱いてしまうのではないでしょうか」
そして7都市ロケにも難があるという。
「言葉については、『大空港~GATE24~』(テレビ朝日)で見られた“吹き替え”でクリアしています。ただ、せっかく海外でロケをしているのに画面が暗くて、どこに行ってもアンダーグラウンドな街にしか見えません。第4話では坂口が韓国に渡りますが、そこで出会った他国のゲーム参加者の演技が延々続く状態に。おかげで日本にいる岡崎や尾野らはチョイ役になってしまい、宝の持ち腐れです」
7家族分のストーリーがあるわけだ。そういえば、初回は15分拡大の放送だったが、ゲームの始まりとなる誘拐事件が発生するまで長かった。それぞれの家族を描いたために、同時誘拐事件が発生したのは番組終了の10分前になっていた。しかも海外編では知らない役者ばかり、世界を広げすぎたか。
「視聴率が上がらないのも無理はない。けれど今の時代、地上波放送がすべてではありません。『kiDnap GAME』はNetflixの『地面師たち』『ガス人間』『九条の大罪』などのヒット作と、暗いアングラ世界といったタッチがよく似ています。家族でなく、一人で好きな時間に見る配信に向いているのかもしれません」
配信でヒットの可能性も
目標とする「イカゲーム」だって知らない役者ばかりだった。配信ならヒットするということか。
「18の国と地域で放送・配信される予定だそうですから、ヒットの可能性は否定しません。数年後、有料配信の人気コンテンツとなって一気に赤字を取り戻すことだってできるかもしれません。けれどもやっぱり、視聴者は正直ですからね。数字が示すとおり、なんだかよくわからないまま埋もれていくのではないでしょうか」
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