阪神・佐藤輝明に続くのは? メジャーが狙う日本人選手「7人」の共通点
投手陣は候補が豊富
次に名が挙がるのは、千葉ロッテマリーンズの種市篤暉投手(28)。本人は2025年オフの契約更改で、将来的なMLB挑戦の意向を表明。今年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で活躍し、米国での評価も高まったが、シーズンに入ってから4月末に左アキレス腱を断裂する大ケガを負い、2試合の登板にとどまった。
「元々、落差と切れのあるフォークが抜群にいい投手。MLBでも(種市が自身初の2桁勝利を挙げた)2023年頃から評価が高まっていましたからね。やはりアキレス腱断裂からどこまで、調子を戻せるかがカギでしょうね。ただ本人は2020年に受けたトミー・ジョン手術から復活した経験がありますから、きっと戻ってくるのではないでしょうか。来季の結果次第ではありますが、早ければ2027年オフにも可能性はあります。MLB側からすればリリーフで獲得する手もあると思いますがね」
2023年と今年のWBCで活躍した髙橋宏斗(中日ドラゴンズ、24)も有力だ。自身は中日で成績を残すことを第一に掲げているが、将来的な可能性は十分だという。
「WBCでMLBの選手相手にも好投したことがあります。本人はWBCの影響か、今季は5月まで状態が良くありませんでした。しかし、7月に1軍に戻ってきて以降は好投が続きました。チーム全体の状況が良くなかったので勝ち星こそなかなかつきませんでしたが、評価は戻ってきています。もともと速球に威力のあるメジャー好みのタイプだし、いいカットボールも持っている。MLBともいい契約が取れそうだとみています」
同じ中日からはクローザーの松山晋也(26)の名も。育成入団ながら2023年に支配下登録を勝ち取り、3年目となる2025年にはセーブ王に輝いた。
「少し長い目で見て、ということにはなりますが、ライデル・マルティネスが抜けたチーム事情からクローザーになってまだ2年。ハイファストボールの威力とスプリットタイプの速いフォークがありますし、まだ26歳と若いので、クローザーとしてMLB球団が手を挙げる条件もそろっています」
北海道日本ハムファイターズで今季、パ・リーグの最多勝と最高勝率を獲得した北山亘基(27)について、友成氏の評価は、MLB公式サイトで名の挙がる同じファイターズの伊藤より高い。
「被本塁打のリスクが高い伊藤よりは、北山のほうが速球の勢いもあります。WBCでの活躍でMLBのスカウトもチェックしていることでしょう」
投手に比べて野手は……
この他にも大勢(読売ジャイアンツ、27)や隅田知一郎(埼玉西武ライオンズ、27)らの投手の名も挙がるのだが、野手について友成氏はやや否定的だ。
「村上宗隆や岡本和真(トロント・ブルージェイズ、30)が結果を残しましたが、彼らの移籍で明らかに人材が枯渇していますよね。パ・リーグ本塁打王の栗原陵矢(福岡ソフトバンクホークス)もすでに30歳ですし、2025年オフにメジャー志向を明かした牧秀悟(横浜DeNAベイスターズ)も来季で29歳。牧は少し若いですが右打ちの上に、MLBの内野手と言えば身体能力がとんでもなく高い選手ばかりですしね。万波中正(北海道日本ハムファイターズ、26)は身体能力が高いのでメジャーも、と思ってみていますが、なかなか思ったように伸びていないですね」
今季、38本塁打とブレークした山口航輝(千葉ロッテマリーンズ、26)や28本塁打を放って頭角を現した正木智也(福岡ソフトバンクホークス、26)らの名も挙がるが、いずれも「実績はまだ今年だけ」(友成氏)。来年以降も活躍を継続できるかがカギとなりそうだ。
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