読売新聞が親会社なのに「報道統制」? 松井・巨人新監督就任を11時にスクープしたNHKに球団広報部長がブチギレ 読売内部からも「カッコ悪い」の声

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 先週末、とうとう発表された松井秀喜氏の巨人監督就任。午後3時から始まった記者会見は民放各局で生中継され、列島は祝福一色のムードになった。だがそのウラで、マスコミと巨人広報との間でゴタゴタのトラブルが起きていた。当初球団広報は厳格な「報道統制」を敷こうと目論んだものの、失敗に終わったようなのだ。

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前日までに「ほぼ全社が知っていた」

 23日午後3時にホテルニューオータニで始まった松井新監督の就任会見。山口寿一オーナーと松井氏が冒頭の挨拶を終え、質疑応答タイムに入ると、日本テレビ、報知新聞の順にマイクが回った。

 言うまでもないが、両社は読売新聞と関係の深いメディアである。スポーツ紙デスクが振り返る。

「まずは息のかかったメディアからの質問を受け、流れを作りたかったのでしょう。あからさますぎでしたがね」

 そして、会見当日までに球団広報とメディアとの間に起きていた内幕を次のように明かすのだ。

「実は前日までに、新聞社・テレビ局のほぼ全社が『松井監督就任が明日にも発表される』との情報をそれなりに掴んでいて、各担当が広報部長に当てている状態でした」

 しかし、

「広報部長はうんともすんとも認めない。もちろん立場として仕方ないと思うんですが、一方で、“発表前に出すな”と出禁をちらつかせながら当ててきた社に対して釘を刺していたのです。新聞社はもちろん、テレビ局からすれば、松井監督誕生の映像が撮れないのは大問題。事実上の報道統制が敷かれた状態で、各社、球団から睨まれたら今後の取材がしづらくなると、記事を出したくても出せず、横の動きを睨み合う状態になっていました」

追いかけただけで”ペナルティ”を与えられた社も

 そうして迎えた会見当日。午前9時、球団広報から午後3時に会見を開くとのリリースが各社に届いた。発表内容は書かれていなかったが、会見場所も時間も、各社が掴んでいた情報通り。だが、その段階になっても各社記事を打てずにいた。

「もちろん我々に腰が抜けていたところもありますよ。100パーセント自信があるならば打てば良かっただけのことですから」

 そして、11時に事態は急変した。NHKがニュース番組で「巨人新監督に就任 松井秀喜氏が会見『新たな黄金時代を』」と速報を出したのだ。

 球団関係者がその時の混乱をこう振り返る。

「各社予定稿を用意して待ち構えているタイミングでの出来事です。じゃあ、うちも書こうと、雪崩を打つように追いかけ始めた。すると、球団広報部長はブチギレ。“なんで勝手に出したんだ”と方々で大騒ぎし始めて、現場はパニック状態になった」(球団関係者)

 最後はなし崩し的に解禁扱いされたというが、

「一部のスポーツ紙が、会見から閉め出されるなどの“ペナルティ”を与えられたと聞いています」(前出・スポーツ紙デスク)

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