巨人・松井秀喜監督就任 直前まで有力視されていた「高橋由伸説」はなぜ立ち消えたのか 選手たちも「由伸さんで決まりでしょ」と言っていた
松井秀喜氏の巨人監督就任に世間は祝福ムードである。実は1カ月くらい前まで球団関係者の間では、全く違う監督経験者が有力視されていた。「松井はその次だろう」と言われていたのである。彼らはケムに巻かれていただけなのか、もしくは、土壇場で大どんでん返しがあったのかーー。
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「松井は今はやりたがっていない」
桑田真澄氏、高橋由伸氏、原辰徳氏、川相昌弘氏、阿部慎之助氏、そして橋上秀樹監督代行の続投…。5月に阿部氏が暴力事件を起こして巨人監督を辞任して以降、次期監督をめぐってさまざまな名前が取り沙汰されてきた。
そんな中、早い段階から有力視されていたのが松井氏と高橋氏だった。
「巨人の監督は『生え抜きで4番かエースの経験者でなければならない』という絶対的な不文律がある。それと球団との関係性や過去の監督経験・再登板の可能性などを踏まえて考えると、自ずとこの2人に絞られるのです」(巨人関係者)
だが、他の候補者たちの名が9月の段階になっても完全に消えなかったのは、「松井と高橋はやりたがっていない」とのウワサも同時に流れていたからだった。
「松井さんは、誰も聞いてもいないのに自分から『長嶋さんとの約束は…』と言い出したくらい、将来的に監督をやる気満々ではあった。ただ、ニューヨークにいる2人の子供の教育やグリーンカードの問題などもあって、もう少し先にやりたがっていると言われていたのです。それなら、球団としても、2032年頃を目指している東京ドームの築地移転のお披露目がちょうどいいタイミングだね、とも」(同)
土壇場で聞こえてきた高橋氏の「要請なんてされていないよ」
一方、高橋氏については、
「引き受けるにしても、“つなぎのように短い年数で受け持つのはイヤだ”というようなことを言っているようだと。8年前、成績不振で事実上交代させられたことをかなり根に持っていると言われていた」(同)
松井氏か高橋氏の再登板かーー。9月下旬頃には、さまざまな関係者の間で「決着がついた」との観測が出回った。実はその時上がった名前は高橋氏の方だった。
「各方面から『由伸で決まったらしい』という話が飛び交うようになったのです。選手たちも『由伸さんで決まりらしいよ』と口々に言っていた」(同)
しかし、巨人がCSに敗退し、そろそろ発表という頃合いになると、「やっぱり松井らしい」という話が盛り返してきたという。
「由伸さんが『俺のところに要請なんて来ていないよ』と言っているようだと。確かにこの段階になって、それはおかしいねともなった。そのうち、各社『松井で確定』との感触を得ていき、22日木曜日の晩くらいには、ほぼ全社が明日発表すると把握していたのです」(同)
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