鍋で煮られた頭部が…【香港モデル女性バラバラ殺人】公判開始 ついに明かされる「巨額のカネのやりとり」と「生臭すぎる人間関係」
金銭と人間関係に関する生臭い話
以上はこれまで報じられていた内容の総括といえる。公判9日目、検察側証人としてアビーさんの実母が出廷すると、金銭と人間関係に関する生臭い話が始まった。
「実母の証言によると、元夫は『粉ミルク1缶も買わない』ため、アビーさんと子供を金銭的に援助したのは実母の再婚相手でした。しかもアビーさんは、元夫からビジネスのため『長年にわたり7000万香港ドル超(14億円超)』を求められましたが、その利益は還元されていないそうです」
実母が「(マンションを)売却するなら一家全員殺す」という元義父の発言を証言すれば、被告側弁護人は実母がギャンブルで作った借金について追及するなど、公判はサスペンスドラマの様相を呈していく。
「3番目の証人になったアビーさんの“現夫”である御曹司も、ドラマ的要素に拍車をかけています。御曹司と元夫、アビーさんは同じインターナショナルスクールに通っていた友人同士と明らかにしました。卒業後、投資詐欺で逮捕された元夫は裁判所に出廷せず、指名手配犯に。一方で御曹司は留学から戻った後、元夫と別居していたアビーさんと再会し、恋愛関係に発展したそうです。しかし15日の公判では、被告側弁護人から元夫との“友人関係”について、実は恋愛関係であり、『性的な関係を望んでいたのではないか』と問われ、強く否定する場面がありました」
関係者の間を行き交った「巨額のカネ」
公判を見守る巷からは、また異なる部分への指摘が相次いでいる。
「公判で提示される“金額”がどれもいちいち大きいことです。実母の再婚相手は富豪と報じられましたが、実母はこの公判で夫に債務があることを認めました。真の富豪はアビーさんが“再婚”した御曹司の一家ですが、それにしても回っている金の量が多い。庶民からすると現実離れしすぎていて、『同じ世界の話とは思えない』という声もあります」
公判で検察側が提示、あるいは証人が口にした大きな金額は、前述したマンションの約12億円、元夫がアビーさんに求めた14億円以外にも多々ある。
そのうちアビーさんが“受取人”とされる金額は、実母の再婚相手からの投資費用1000万香港ドル(約2億円)、御曹司の父からの投資費用7000万~8000万香港ドル(約14億~16億円)と毎月の生活費20万~30万香港ドル(約400万~600万円)。実母も再婚相手から毎月の生活費100万香港ドル(2000万円)を受け取っていると証言したが、同時に再婚相手が負債を抱えていることも認めた。
「アビーさんから元義兄に200万香港ドル(約4000万円)、御曹司がギャンブルで作った借金500万香港ドル(約1億円)などもありますが、もちろんすべての金額が事実とは断言できません。弁護側の主張によれば、アビーさんのインフルエンサーとしての月収は1万香港ドル未満(約20万円)、生前の口座残高は600万香港ドル(約1億2000万円)。それぐらいしか残っていないのか、と思ってしまう金額です」
まだまだ続く公判、先はどうなる
そこでネット上では、ある陰謀論が再注目されているという。
「事件発覚当初から囁かれていた、マネーロンダリング組織との関係を指摘する陰謀論です。現在までに多少変化していますが、アビーさん一家、元夫一家、現夫一家の3家族が中国内地と香港をまたぐマネーロンダリング組織の関係者。その最上位は現夫一家で、下で動いていたアビーさん一家と元夫一家が分け前を巡って対立したという内容が大筋です」
無論、公判ではまったく扱われていないただの陰謀論だが、巷が想像を膨らませる材料は大きすぎる金額以外にもある。
「元義父が刑事課の役職まで勤めた元警察官という事実や、実母が海南島から香港へ幼いアビーさんを連れて移住した経緯、ずさんさが目立つ犯行計画などです。アビーさんが姿を消しても、マネロン組織の発覚を恐れる実母や現夫は騒げないはずだったが、実際は違ったという根拠のない憶測も出ました。こうした陰謀論が出る状況もこの事件の特異性の1つでしょう」
現時点で45日間を予定している公判日程はまだ中盤だが、巷の関心は凄惨な犯行内容を離れ、現実離れしたカネと人間関係のイザコザに移っている。被告側はアビーさんを「襲う理由がない」「マンション購入費用の半分を出した」などと反論しており、“後半戦”にあたる被告弁護側のターンでどんな証言や事実が飛び出すか、予断を許さない。






