岸和田だんじり祭り世話人が明かす地元民の感覚「命を落とすことは格闘技と同じで自己責任」「私が屋根に乗る役で死んだら親はお詫び行脚すると思う」

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 今年も死傷者が出てしまった大阪の「だんじり祭り」。ネット上で今話題を集めているのは、祭りを開催している地域特有の「犠牲者」に対する考え方だ。遺族が「祭りの足を引っ張ってしまった」と負い目を感じてしまう風潮があるというのである。(前後編の後編)

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 前編【「脳みそが飛び出た遺体を見たことも」「NHKの集金のようにしつこい寄付」「だんじりベイビーも」岸和田市民が語る“だんじりに支配された町”の異様な実態】の続き

人命よりも祭りの継続が大事?

 SNSで盛り上がっている「だんじり廃止論」の中で一際注目されているのが、暴露系アカウントとして知られる滝沢ガレソ氏が、地域住民から届いた声として投稿した文章である。

 告発者は、だんじりで負傷した人が病院に担ぎ込まれ、仲間たちがいる前で亡くなってしまう場面に立ち会ったと明かす病院関係者だ。

〈ちょっともらい泣きしそうになってたら、「チクショー!!」「ふざけんなアイツ!」みたいな、なんか怒っている雰囲気も出ててさ。奥にいた役員みたいな人に聞いたら、「その組で事故死者が出たら、その年から3年間、その組はだんじり祭りに参加できなくなるんです。」って言ってて。つまり、3年間の出場停止が嫌で泣いていたのです。。〉(滝沢氏のXより)

 人命よりも祭りの継続が大事にされているという、にわかに信じがたい話である。本当に地元民はこんな感覚なのか。

 Aさん(50年以上岸和田だんじり祭りに参加し、現在も「世話人」と呼ばれる役職を務めている男性)は、「いくらなんでも話を盛りすぎです。さすがに死んだ仲間を悼む気持ちはありますよ」と語る。ただ、こうも言う。

「死亡事故を起こした町が、翌年だんじりをひけなくなることが多いのは本当です。それに悔しがるる人がいるのも事実」

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