日本の10代・20代に“大麻が蔓延”も、ヤクザが密売から手を引いた理由…「厳罰化されて割に合わない」「SNSを使えばどっからでも簡単に手に入りますからねぇ」
重大犯罪に分類された大麻
法改正前の大麻やマリファナは、所持と営利販売のみが検挙対象にされており、実は、使用(=吸引など)を意味する使用罪についての罰則が曖昧だった。
実際、大麻やマリファナを吸っているだけなら逮捕されないケースも多く、「覚醒剤はやると捕まるけど大麻やマリファナはやっても大丈夫だよ」と大声で触れ回る遊び人や売人が多くいた。
これが大麻やマリファナの密売現場で「軽い」「気楽」と言われる最大の要因であり、密売する際の合言葉やキャッチフレーズのようなお決まりのセリフとなっていたが、法改正後には、使用罪への罰則が明確に設置されて確実に検挙対象になった。
こういったことから大麻はもう気楽なものではなくなり、覚醒剤と同等の重大犯罪の仲間入りを果たしたことで、密売現場で暴力団員や売人たちの動きが激変した。
逮捕や摘発を嫌う暴力団や暴力団関係の売人たちは、大麻やマリファナの密売現場からフェードアウトするのが昨今の裏社会の主流となった。
しかし、現在でも、暴力団ルートで大麻やマリファナを買い付けることは可能だと指摘する事情通もいる。某暴力団幹部によると、
「まだ扱ってる奴はいるでしょうね。本人(暴力団員)も中毒者だと、自分が吸うついでに客に売るぐらいのことはやってるでしょ。でももうその程度ですよ」
と話す。
若者の“無知”と大麻の関係
要するに、暴力団ルートでの大麻やマリファナの密売は、もう「引き際ビジネス」になってるわけだ。
しかし、それでも、大麻やマリファナが全国的に蔓延しているのはなぜか? 近年のSNSによる影響力だけが主たる蔓延原因なのだろうか?
厚生労働省によると、「若者層の大麻やマリファナなどに関する法律への関心や危険性への認識は著しく低い」とされている。
リサーチ機関の意識調査によると「若者の約4割は法律そのものについての関心がない」となっている。つまり、大麻やマリファナについて「よくわかっていない若者たち」が現在の日本の若者たちの実態なのだ。
後編【「海外では合法だし、健康にいいんでしょ?」 日本の若者を“マリファナ漬け”にする外国人密売人の急増…アメリカ人女性2人が“乾燥大麻30キロ”密輸容疑で逮捕も】では、暴力団が大麻やマリファナの密売から手を引き、代わりに外国人の密売者が大量に日本へ入国している衝撃の事実を詳細にお伝えする──。
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