「あっちは部屋で、僕はホテル」46歳不倫夫が悩む“2番手”扱い ある日、彼女のマンションから出てきたのは…

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【前後編の後編/前編を読む】「優しいパパ」が不倫に走るまで 妻とはデキ婚、結婚をためらったが…築いた3人の子との幸せな日常

 妹尾芳信さん(46歳・仮名)は、15歳の長男、12歳の長女、8歳の次女のパパ。妻の美結さんとの結婚のきっかけは彼女の妊娠だったが、当時の芳信さんにはまだ遊んでいたい気持ちがあった。結婚をためらう素振りをみせると、美結さんは「結婚しなくてもいいよ、私は産んで育てるから」。それでも子どもたちが生まれてからは、一緒に遊び、悩みを聞く「パパ」でいることに喜びを感じてきた。家族の中に自分の居場所を見つけていた芳信さんだったが――。

 ***

「パパ」であることに満足していた芳信さんだが、3年前、そんな彼の日常を揺るがすようなことがあった。

「以前、後輩だった女性が職場に復帰したんです。菊乃ちゃんというんですが、僕は彼女の指導社員をしていた時期もありました。10歳くらい年下だったと思います。その後、彼女は結婚して夫の転勤で泣く泣く退職し、でも契約社員として戻ってきた。話を聞いたら、離婚したんだそうです。10歳年上で頼れる夫だと思っていたけど、結局は精神的DVがひどかったらしくて」

 再会したとき、芳信さんは思いがけないほど胸が高鳴った。彼女に恋していたわけではなかったはずなのに、久しぶりに会った菊乃さんの「色気にやられた」のだという。

「彼女自身は気づいていないだろうし、周りから見ても決してわかりやすい色気を振りまいているわけではありません。むしろ知的で固い印象。でもそこから漏れ出るような色気があるんですよ。知的な色気。以前はそう思ったことはなかったんですが」

ときどき見せる寂しい顔に…「男」が疼く

 だからといって芳信さんが行動を起こしたわけではなかった。毎朝、笑顔で挨拶を交わし、ともに仕事をする。それだけで気持ちが晴れやかになった。それ以上、職場で何を望むことがあるだろうかと思っていた。

「彼女、ときどきふっと寂しそうな顔をするんですよ。それが気になってあるとき、なにげなく食事に誘いました。気軽にね。『たまにはメシでもどう?』って。彼女の顔がパッと明るくなったような気がしたのを覚えています」

 食事をしながら、いろいろな話をした。まだどこか指導社員のような気持ちだったと芳信さんは言う。

「少しお酒が入ったころ、『私がどうして10歳年上の男性と結婚したかわかります?』と彼女が言ったんです。わからないというと『芳信さんと同い年だったから』って。え、え、と焦りました。僕のことを憎からず思っていたということでいいんだろうか……。彼女はニコニコとこちらを見ていました。どう受け止めたらいいかわからなかったけど、それからときどきそうやって食事をするようになったんです。僕自身の気持ちとしては、彼女に会うたび、僕の中の『男』が疼く。でもそれを行動には表せない。それでいいと思っていました。家庭以外に楽しい時間をもってもいいだろうと。自分がリフレッシュするための時間くらいあってもいいはずと思っていたけど、今思えば言い訳かもしれません」

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