カレーの野菜の多くに「中国産」を使用する「CoCo壱番屋」 一方、国産野菜にこだわる外食チェーンの名前は? 中国産野菜の使用を徹底調査!

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【全2回(前編/後編)の後編】

 有害物質ホルムアルデヒドにまみれた白菜の存在は、われわれにとって対岸の火事ではない。かの国からあまたの食材を輸入する日本は大丈夫なのか。そこで本誌(「週刊新潮」)は外食チェーンにおける「中国産野菜」の使用有無を徹底調査。その実態を「実名リスト」で明らかにする。

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 前編では、中国産野菜について「取材拒否」を貫いた企業名について報じた。

 中華料理やラーメンの類いをメニューにそろえるチェーンの運営会社でも「取材拒否」の姿勢が目立った。

 喜多方ラーメンで有名な福島県に本社を置き、東日本を中心に358店舗を持つ「幸楽苑」は、“担当者に伝える”と言いながら、最後まで回答を寄せることはなかった。

 丁寧な言葉遣いながら実質的には“回答拒否”を貫いた「大阪王将」とは対照的に、「餃子の王将」は「中国産たけのこ」以外の主要食材は「全て国産」と答えた。長崎ちゃんぽんでおなじみの「リンガーハット」は、漬物や付け合わせを含めて全て国産野菜を使用する徹底ぶりだった。

 同じく明暗分かれたのは居酒屋チェーンである。

 焼き鳥を看板メニューに掲げて、アジアをはじめ北米にも店舗を展開する「鳥貴族」は、公式HPで〈加工食品は(中略)使用する食品原料には外国産も含まれております〉と注釈はあるものの、「野菜も鶏肉も漬物などの付け合わせも国産を使用」と回答した。

 一方、その名のついた看板を繁華街で目にすることの多い「串カツ田中」や「魚民」は、共に中国産白菜は使用していなかったが、多種多様な中国産野菜を食材に採用していた。

 驚かされたのは、メインメニューであるカレーに欠かせない野菜の多くに、中国産を使用する「カレーハウスCoCo壱番屋」である。オプションで選択の余地があるとはいえ、薬味のらっきょうまでもが中国産と聞けば、今後は口直しをちゅうちょする向きもあろう。

 同チェーンと同じく「HPにて開示」などと詳細な回答を拒んだ「大戸屋」「ジョイフル」「松屋」も、中国産野菜を使用していた。

丁寧な説明の「やよい軒」

 とはいえ、産地を公開する企業はまだマシかもしれない。「バーミヤン」「ガスト」「ジョナサン」「夢庵」を運営する企業や「サイゼリヤ」、それに「デニーズ」は、“時期により産地は変動”“契約等の関係”などを理由に明確な返答を避けた。包み隠さず回答した企業との姿勢の違いは明白だ。

 例えば、さまざまな定食メニューを提供する「やよい軒」は、今回唯一、「中国産白菜」を「刻みごま白菜漬」で使用しているとして具体的なメニュー名までを明らかにした。その上で、当該商品に「ホルムアルデヒド白菜」が使われていないと確認する過程まで、丁寧に説明したのである。

 片や「一部の業態において、白菜や枝豆などの中国産野菜を使用しています」と明かす「ゼンショーホールディングス」は、メニュー名の明示がなかった。しかも同社はファミレスチェーンの「ココス」「ジョリーパスタ」と、丼ものチェーン「すき家」「なか卯」まで運営している。どの店のメニューで、具体的にどう使用されているのかは分からないままである。

 同じくファミレスチェーン「ロイヤルホスト」と天丼チェーン「てんや」を運営する「ロイヤルホールディングス」は、中国産白菜の使用は否定しながらも、他の野菜について産地の回答はなかった。

 気になるのは、人気チェーンの多くが、ブロッコリー、ニンニク、枝豆、ホウレンソウなどに国産より安価な中国産を使っていたことだ。大事な栄養素を含む野菜だけに、経営者の見識が問われよう。果たしてお気に入りの店は本当に安心安全なのか。今回の「実名リスト」が、確認の一助になれば幸いである。

 前編では、中国産野菜について「取材拒否」を貫いた企業名について報じている。

週刊新潮 2026年9月17日号掲載

特集「外食チェーンの『中国産野菜』メニュー 第2弾 ホルムアルデヒド全調査『実名リスト』」より

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