「作業着が白い」という理由で退職するケースも… “セクハラ”や“更衣室の有無”だけではない女性作業員が直面するブルーカラーの「昭和すぎる職場環境」
根性論がもたらした「人手不足」
現場や世間が忘れがちなのは、「そもそも男性労働者ならば過酷な労働を強いてもいい、というわけではない」という視点だ。
「汗水の量こそ仕事をした証し」
「我慢は美徳」
「機械を使うのはサボり」
こうした根性論を言い続けてきた結果、ブルーカラーは女性どころか若者にすら選ばれなくなってしまった。
女性が働きやすい環境は、男性にも働きやすい環境になるはずだ。実際、「女性の働きやすい労働環境にしたら、現場のベテラン男性職人の多くが抱えていた腰痛が解消された」という話もある。
なかには女性や外国人労働者の理解を深めるべく、全員参加型のダイバーシティ研修を積極的におこなっているブルーカラー企業もある。そこで働いている労働者の表情は皆、抑圧された現場の労働者のそれとは明らかに違う。
女性の労働環境の改善はもちろん、業界の人手不足の解消には、「はたらく人を選ばない労働環境」が必要になる。そのためにも、現場には「昭和」からの脱却が何より求められているのではないだろうか。
[4/4ページ]


