妻と恋人、ふたりに「ゲス野郎」と罵られ… 42歳夫が故郷と東京を行き来する“二重生活”を始めるまで

  • ブックマーク

もう一度大都会へ…妻は

 サーフィンと周りの環境によって、いつしか彼の心身はすっかり元気になっていた。「負けは負けと認める」気持ちも芽生えたそうだ。もう一度、あの大都会へ出て行こう。いつまでもここにいてもしかたがないと真希さんに訴えた。だが、真希さんは地元に残るという。

「『私は生まれ育ったこの土地が好きだし、ここで美容師をするのが夢だった。裕ちゃんは東京へ行って。ときどき帰ってくればいいから』って。オレひとりで暮らすのか、せっかくかわいい娘もいるのにと言ったら、『男一匹、ひとりで成功してみろ』と言われました」

 その言葉に背中を押されて、裕造さんはかつての上司に連絡をとった。

 ***

 妻の言葉に背中を押され、再び東京で働き始めた裕造さん。記事後編では、故郷と東京を行き来する“二重生活”の末、妻と恋人のふたりから「ゲス野郎」と罵られるまでを紹介している。

亀山早苗(かめやま・さなえ)
フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。