幸せな家庭は“ほくろ事件”でぶち壊された…義妹のでっち上げ? 元妻の病室で明かされた離婚の真相
義妹からの衝撃の告白
「迷ったけど連絡したのは、お姉ちゃんががんになったから、と義妹は言いました。お義兄さんに会いたいとは言ってないけど、本当は会いたいと思っているはずだと。『あのときはごめんなさい。私、お義兄さんのことが好きだったの』と衝撃の告白までしてくれました。まさか義妹がそんなふうに思っていたとは。僕は何か恨みを買ってしまったのだとばかり思っていたんです」
13年たって謎が解けたものの、今さらどうにもならない。ただ、宏忠さんは元妻の体調が気がかりだったので、元義妹に段取りをつけてもらって見舞いに行くことにした。美陽子さんには話せなかった。よけいな心配をさせたくなかったし、邪推されるのも嫌だったからだ。
「元義妹の手引きで、麻里が入院している病室へ行きました。入って行ったら娘がいて……。麻里は目を見開いていました。元義妹が娘を呼んでふたりは出て行き、麻里とふたりきりになりました。『妹は、ろくでもないことしかしないわね』と麻里がつぶやき、僕は思わずちょっと笑っちゃったんです。すると麻里も笑い出して……」
離婚の真相…
乳がんなのよ、転移もあるみたいで、もうだめかもねと麻里さんはあっさりと言い放った。そして、今だから言うわと離婚の真相を明らかにした。
「『実は浮気していたのは私のほう。離婚してもらうためにあなたと妹のありもしない浮気をでっち上げたの。妹はグルじゃないのよ。妹があなたを好きだったのは本当。関係をもったことにして私を陥れたかったんだと思う。でもそれが思わぬ助けになって、私が慰謝料を払うことなく離婚できちゃったというわけ』って。あまりの衝撃に言葉も出ませんでした。ダブル不倫だったそうです。ただ、相手の男は結局、離婚してくれず、ずるずると数年つきあって別れたと。僕は思わず、『だったら別れたときに連絡をくれればよかったのに』と言ってしまいました。言ってしまってから、ああ、僕はやっぱり麻里のことが好きだったんだと自分でもようやく気づいた」
そうしたらやり直してくれた? そう尋ねた麻里さんに、宏忠さんは力強く頷いた。そうだったのか、惜しかったわ、もうあなた再婚しちゃったんでしょと麻里さんは笑いながら言った。
「なんだかせつなくてたまらなかった。もうちょっと早く麻里と連絡をとれれば、僕はすべてを水に流してやり直したかもしれないのに」
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