「刑事告訴されているから謝れない」…辺野古転覆事故「同志社国際高校」が説明会で見せた“自己保身”と保護者の不信 「準備してきた回答をひたすら読み上げるだけだった」
「やってる感」を出すために
冒頭からこんな調子であったから誠実な対応を期待するにも無理があるが、その後の展開も、保護者の怒りを増幅させるものばかりだったという。
「 きちんとした謝罪と説明を望んでいたんですが…」
と、やはり子どもがボートに乗っていた別の3年生生徒の保護者が言う。後半の会では、前に長机が置かれ、新校長と事務長、教頭と法人職員がマイクを手に座っていたというが、
「2日前に締め切られた質問に対し、準備してきた回答を学校側がひたすら読み上げるだけの場と感じました。それも“新しい体制の元で調査をするからここまでしか言えない”といったあいまいな回答が多く、誠実さを感じなかった。“やってる感”を出すために会を開いたという印象です」
実際、資料や保護者の証言を元にすると、
Q.教頭の現地責任者としての責任の取り方は?
A.現在、学校法人において慎重に検討しています。
Q.関係者の処分は行わないのか?
A. 現在、学校法人において慎重に検討しています。
Q.今後も平和教育は継続するのか?
A. 新たに設置する検討委員会の結果を踏まえて、方針やテーマなどについて見直してまいります。
といったやり取りが延々と続いたという。事故から半年経ってなお、「検討する」「見直す」といった具体性に欠けた“逃げ”の回答が目立ったのだ。
「刑事告訴中なので」
その最たるものが、辺野古コースを担当した2名の教師への対応だった。先の保護者が続ける。
「これまで遺族に一度も謝罪をしていないんです。“どうして謝れないんだ”という指摘に対し、学校側は“学校としては謝るが、個人としては謝れない”といった言い方を繰り返していました。“刑事告訴中なので”というニュアンスの説明も」
冒頭で述べたように、現在、教師たちは遺族から刑事告訴されている。
「しかし、会場にいたご遺族の弁護士は“謝る、謝らないかは裁判には何も影響しません”と指摘していました。それでも学校側は“できない”の一点張り」(前出・ボートに乗っていた生徒の母親)
今後、自らに不利に働くような発言は控えておこうということだろうが、これでは自己保身と見られても仕方ない。
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