やっぱり空中分解の「中道」、議員1人残して“12億円受け取り”に怒りの声…共産党が「野党第1党」に躍り出る“野党崩壊”の末期症状

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政権奪取を目指さない野党

《基本的には連立政権という枠組が、これからの日本の政権の枠組になるだろうと思います。ただ、どことどこが組み合わされて政権を維持するかということについては、その選挙の結果によるだろうと思います》

《いずれにしても我々が小さな勢力であれば、仮に連立を組んだとしても自分たちの意見は通りにくいし、通ったとしても小さいと思います》

《その意味ではしっかりと議席を増やして、我々が政策実現を主導できる形で政権に与したい》

 伊藤氏は「玉木さんの発言は聞きようによっては、今後の方針について『自民党と有利な条件で連立政権を組むため、議席を増やしていきたい』と説明したかのようです」と言う。

「野党の役割は主に2つあります。1つ目は与党のチェック役となり、スキャンダルに目を光らせ、政策を厳しく精査して国会で議論するというものです。しかし、それよりも大事な2つ目は、政権奪取を実現するか、政権交代が期待されるほど有権者の支持を得るということです。そもそも政治家は何のために政党を結成するのでしょうか。それは『自分たちの目指す国作りを政権与党となって実現する』ためであるはずです。玉木さんの発言は政権奪取を最初から考えていないところが大問題でしょう」

ポピュリズム合戦

 伊藤氏は「しかも、この問題が深刻なのは他の野党にも似た傾向が読み取れる点です」と指摘する。

「あの党は本気で政権交代を実現しようと努力している」と有権者が評価する野党は今の政界に存在しない。

 その原因の1つとして、野党が有権者の支持を得ようと焦るあまり、主張する政策が“ポピュリズム合戦”になってしまっていることが挙げられる。しかも実際の政局では“自民党の下請け”に立候補することに汲々としているという。

 後編【「中道」炎上の背景に“投票先が自民党しかない”異常事態…専門家は「“与党の下請け”に志願する国家ビジョンのない野党ばかり」と厳しい指摘】では、政治アナリストの伊藤惇夫氏が「日本の野党のどこがダメなのか」を、より詳しくお伝えする──。

デイリー新潮編集部

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