今年の紅白はどうなる 「最後の大物」出場歴なし78歳の動向 NHKを悩ませる「EBiDAN」と「M!LK」の扱い

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EBiDANは当確か

 大晦日の「第77回NHK紅白歌合戦」の出場歌手の選考がそろそろ終盤に入る。10月にはアーティストへのオファーが始まる。早くも初出場が濃厚と見られているのが、男性アーティスト集団「EBiDAN」(恵比寿学園男子部)だ。出場した場合、男性グループとしては史上最多の68人となる。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】

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 なぜ、EBiDANの紅白への初出場が濃厚なのか。それは8月11日に発売された最新シングル「Yes!東京」が目覚ましいセールスを記録しているからだ。

 Billboard JAPANによると、発売第1週だけで131.3万枚を記録。9月6日までの累計は148.7万枚を超えている。現時点では今年、最も売れているシングルだ。

 EBiDANが生まれたのは2010年。今年15周年を迎えたが、ミリオンは初めて。曲調はスピード感に満ちたダンス・ポップ。聴く側の高揚感を誘う。歌詞には若者の東京への強い憧れ、東京の華やかさや熱量などが込められている。

♪向かう大都会 この先どんな世界? 待ち構える――

 東京は沢田研二(78)の「TOKIO」(1980年)、やしきたかじんさんの「東京」(1993年)、くるりの「東京」(1998年)など幾度も歌のテーマになり、ヒットしてきた。単なる首都ではなく、人を惹き付ける特別な磁場なのかもしれない。

 EBiDANは紅白出場に向けて、ほかにも強みがある。それは、計10組の多彩なグループの集合体であるこの集団に、今年に入って人気がさらに高まったM!LKが含まれていることだ。

 M!LKはメンバーの佐野勇斗(28)が俳優としても第一線で活躍していることもあり、音楽を聴かない人や中高年層にも認知度が高い。一方で“弟キャラ”の塩崎太智(25)は幼稚園児にも人気だという。それは本人サイドも分かっているらしく、擬音・擬態語を思わせる言葉を連発する「しおざきわんだーらんど」を7月に発売した。これもウケている。紅白としてはM!LKで幅広い年齢層の視聴者の関心を引き、EBiDAN全体で若者層を押さえたいところではないか。

 EBiDANにはM!LK以外に9グループが存在する。王道の9人組ダンス&ボーカルグループ「超特急」、ラップも取り入れた9人組のダンス&ボーカルグループ「SUPER★DRAGON」、ラテンやブラジル音楽も取り入れている5人組「ONE N' ONLY」、ギターデュオの「Sakurashimeji」。

 さらに文学的な歌詞が印象的な7人組「原因は自分にある。」、作詞・作曲からライブの演出まで自分たちでやる9人組「BUDDiiS」、アイドルポップなどの8人組「ICEx」、青春ポップスとダンスが売り物の6人組「Lienel」、最後に今年から加わった8人組「iiONDO」である。それぞれ若者層の支持が厚い。

 EBiDANは8月中旬、4日間にわたってライブ「THE LIVE 2026 15th Anniversary」を行い、約5万人を動員した。会場となった東京・国立代々木競技場第一体育館は女子中高生を中心とする若い女性で埋め尽くされた。

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