今年の紅白はどうなる 「最後の大物」出場歴なし78歳の動向 NHKを悩ませる「EBiDAN」と「M!LK」の扱い

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1曲か2曲か

 NHKとして悩ましいのは、EBiDANが初出場となった場合、M!LKをその一員としてのみ登場させるか、あるいはM!LK単体でもう1曲歌わせるかの判断ではないか。ほかのアーティストから不満が出るのは避けたいだろう。

 M!LKは昨年、「イイじゃん」がヒットし、紅白に初出場した。今年も2月に発売した両A面シングル「爆裂愛してる/好きすぎて滅!」がヒット。売り上げは61.6万枚を超えているから、2年連続出場の資格は十分ある。

 あくまで予想だが、EBiDANの初出場が実現した場合も、最終的にはM!LKを単体でもステージに上げるのではないか。2組とも出場に足る実績を残している。前提条件がやや違うが、昨年はback numberが「どうしてもどうしても」と「水平線」の2曲を歌った。

 EBiDANが初出場した場合、総勢68人になる。7月までは9グループ60人だったが、8月に8人組の「iiONDO」が加わった。となると、2009年に72人で「RIVERサプライズ! 紅白Remix」を歌ったAKB48以来の大人数となる。

 紅白の出場歌手の選考基準は例年3つ。「その年の活躍」「世論の支持」「その年の企画・演出に合致するかどうか」である。なので、その年の最大のヒットを記録したアーティストは強力なアドバンテージを得る。EBiDANもそうだ。

 2016年から19年のシングル売り上げトップはすべてAKB48だった。この間、AKB48は当然のように紅白に連続出場した。トップだった作品は16年から順番に「翼はいらない」(151.9万枚)、「願いごとの持ち腐れ」(139.2万枚)、「Teacher Teacher」(181.8万枚)、「サステナブル」(141.0万枚)である。

 ただし、2023年から25年はイレギュラーだった。23年の売り上げトップはKing & Princeの「Life goes on/We are young」(110.9万枚)だったものの、紅白には出場していない。

 King & Princeの古巣である旧ジャニーズ事務所内の性加害問題が表面化し、NHKが新組織のSTARTO ENTERTAINMENTの所属アーティストへの番組出演依頼を見合わせていたためだ。

 2024年は同じSTARTO社のSnow Manによる「LOVE TRIGGER/We' ll go together」(130.0万枚)がトップ。もっとも、今度はSTARTO社側が所属アーティストの出場を辞退した。出場するアーティストの人数で折り合いがつかなかったと伝えられた。

 昨年のトップもSnow Manの「SERIOUS」(97.5万枚)。しかし、やはり不出場。紅白側は出演を依頼したものの、Snow Manが見送った。かつて紅白と旧ジャニーズ事務所は蜜月状態だったが、性加害問題後の過去3年は歯車がうまく噛み合っていないようだ。

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