「カメラマンに胸を触られるなんて当たり前」 コンプラ無き時代のグラビア業界を走り抜いたMEGUMIの「元ヤンな素顔」 「ラヴ上等」炎上への対応は「“犯罪擁護”と受け取られかねないリスク」
「悪行を、エンタメ的な美談として消費するのは間違い」
「ラヴ上等」は昨年12月にシーズン1(全10話)が配信されると、週間ランキングで日本1位、グローバルTOP10(非英語番組部門)で8位を記録。今年8月4日に配信が始まったシーズン2は日本と香港で2週連続1位、グローバルでも4位にランクインし、世界的なヒットコンテンツとなった。
エンタメ評論家のラリー遠田氏が言うには、
「恋愛リアリティーショーはすでに数多く制作され、新鮮味が薄れつつある中で、MEGUMIさんは“ヤンキー”という日本独特の文化やキャラを持ち込んで既存番組との差別化に成功しました。企画力やプロデューサーとしての手腕に光るものがあるのは確か。ただし今回の騒動で、危機管理の面においては大きな疑問符も付きました」
炎上間もない8月13日、“出演者への誹謗中傷はどうかおやめください”とSNSを通じて呼びかけたMEGUMI。しかし、この発信がかえって火に油を注ぐ結果になったと話すのは、『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)の著者で、恋愛リアリティーショーに詳しいライターの霜田明寛氏である。
「彼女のメッセージを読んで、制作者の側でありながら“悪名”と“悪行”の区別がついていないのではないかと感じました。問題となっている“人に火をつけた”という告白は、その後に発言者の亡父に対する思いへとつながり、全体として美談に収まる構造になっていました。しかし、悪行をエンタメ的な美談として消費するのは間違いです。過去に罪を犯した彼らを、まるで被害者のようにMEGUMIさんが庇う姿勢も“犯罪擁護”と受け取られかねないリスクを孕んでいます」
「コンプラなど存在しなかった時代のグラビア界を先頭で走り抜いた」
MEGUMIは地元・岡山県倉敷市で過ごした学生時代、「ヤンキーだった」ことを告白している。
親交のあった芸能プロ関係者が振り返るには、
「彼女が歌手になるため上京したのは18歳の時。毎週のようにオーディションを受けるも、いつも書類審査で落とされたそうです。けれど地元の友達に“成功するまで帰ってこない”と宣言した手前、居酒屋でバイトして生活費を稼ぎながら、東京でひたすらチャンスをうかがっていました」
転機が訪れたのは1999年。かつての所属事務所「イエローキャブ」元社長・野田義治氏(80)との出会いだった。
その野田氏が語る。
「自分より周囲を守る“男前”な性格はいまも昔も変わりません。今回の一件も、自分に対する炎上だったら気にも留めなかったでしょうね。あのコは最初から、自分なりの意見や芯を持っていた。カメラマンに胸を触られるなんて当たり前の、コンプラなど存在しなかった時代のグラビア界を先頭で走り抜いた一人が彼女です」
後編では、野田氏が事前に「ラブ上等」サイドに伝えていたという「懸念点」などについて報じる。






