両リーグワースト“33被弾”で崖っぷち…カブス「今永昇太」が“深刻な一発病”でポストシーズン登板も危機的状況に

スポーツ 野球

  • ブックマーク

最後のチャンスを…

 現地時間8月30日のシンシナティ・レッズ戦は、シカゴ・カブスの今永昇太(32)にとって、“ラストチャンス”のマウンドだった。だが……3本塁打を含む8安打6失点、1死球、4奪三振ながら5回(85球)で降板し、二ケタの10敗(8勝)となった。

 前回登板のシアトル・マリナーズ戦(23日)でのこと。カブス打線は3イニング目の攻撃で爆発し、5対2と逆転に成功した。先に試合結果を言うと、19対2でカブスが圧勝。しかし、先発の今永だけは、この大勝ムードから取り残されてしまった。3回裏、レッズの攻撃が始まる前、カブスのクレイグ・カウンセル監督(56)は投手交代を告げ、早くも継投策に入ったのだ。

「この日の今永は本当に調子が良くありませんでした。被安打5、与四球2、失点2。2イニングで72球を投じたと言えば、いかに苦しい投球だったか、説明するまでもないでしょう」(現地記者)

 翌24日、このレッズ戦を報じた地元メディア「Cubbies Crib」のなかで、カウンセル監督の試合後のインタビューも掲載されていた。

「今日の今永は調子が悪かった。ただそれしか言いようがない。制球の乱れもいつもよりも大きかった。立ち上がりから少し球速もなかった。仕切り直すしかない。今のところ、今日の投球は一時的なものだと捉えているし、今永は次の登板でそれを証明しなければならない」

 しかし、同メディアは同日の平均球速はおよそ88マイル(141.6キロ)とし、最速は92.2マイル(約148.4キロ)しか出ていないと切り捨て、「今永の球速は下降傾向にある。カウンセル監督の不調は一時的なものとするコメントにも無理がある」と伝えていた。

「先発陣の一角だったエドワード・カブレラ(28)が、8月17日に15日間のIL(負傷者リスト)入りしましたが、9月半ばまでには帰ってこられると聞いています。60日間のILに入ったダニエル・パレンシア(26)は、シーズン終了に間に合わないかもしれません。仮に今永が先発ローテーションから外れることになっても、チームの痛手にはなりません」(前出・同)

 カブスはナ・リーグ中地区の2位(8月31日時点)。首位のミルウォーキー・ブルワーズとは8ゲーム差だが、ワイルドカード争いでは首位に立っており、2年連続でのポストシーズンマッチ進出の可能性は高いと見られている。しかし、このままでは今永はそのポストシーズンマッチの出場メンバーから外されてしまうかもしれない。カウンセル監督の言った「次の登板で不調は一時的なものであることを証明しなければならない」のにそれができなかったわけだ。そればかりか、オフの去就問題にも発展していくだろう。

次ページ:働き者ではあるが…

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。