「高市政権は式典に両陛下をお招きしながら、一切お言葉を賜らず…」 専門家は「政府や政治家の姿勢は、皇室に対して実に非礼」
【前後編の後編/前編からの続き】
およそ「静謐(せいひつ)な環境」からは程遠く、大いに賛否が割れながらも国会で成立、7月24日に公布された改正皇室典範。成立前、天皇陛下は議論の行方に“懸念”を示され、先ごろ会見された秋篠宮さまもまたご不満をちりばめられていた。そんな事態を招いたのは……。
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前編では、秋篠宮さまが改正皇室典範を巡って“異例のお言葉”でご発言をなさった真意について報じた。
象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉教授が言う。
「2年前は、女性皇族のご身分に関して『生身の人間』というご発言をなさいましたが、今回の秋篠宮さまは記者から問われる前に自らこのフレーズを持ち出されています。そこには『相変わらず制度について何も聞いてくれないではないか』というご不満がうかがえます。そもそも通常であれば、制度が整った後には会見で『関係者の皆さんのご苦労をありがたく思います』などと仰るべきところ、今回はそうした部分が一つもない。これは極めて異例で、政府側からのご意思の確認が一切なされていないのが、はっきりと分かります」
皇室の方々のお気持ちを伺うことは難しいとはいえ、
「例えば宮内庁幹部を通じてお尋ねするなど、非公式には可能です。それをしていないのは政府と宮内庁、ひいては皇室とが没交渉の状態にあるということに他なりません」(同)
さらに続けて、
「こうした高市政権の姿勢があらわになったのが、4月に催された『昭和100年記念式典』でした。両陛下をお招きしておきながら一切お言葉を賜らず、首相はロック曲の演奏で勝手に盛り上がっていた。政府主催の式典に箔をつけたかったからお呼びした、と捉えられても仕方ありません。今回の秋篠宮さま、そして6月の陛下の会見と、お二方にそこまで言わせてしまった政府や政治家の姿勢は、皇室に対して実に非礼だと思います」(同)
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