銃撃された少女の「肉声」で描かれた、ガザ地区の現実――衝撃の映画「ヒンド・ラジャブの声」でベン・ハニア監督が伝えたかった「変化」とは
2024年1月29日、パレスチナ・ガザ地区で、ひとりの少女が、イスラエル国防軍によって銃撃、殺害された。ヒンド・ラジャブちゃん、6歳だった(イスラム暦特有の年齢の数え方があるので、資料や報道によっては「5歳」もある)。
この事件が、チュニジアのカウテール・ベン・ハニア監督(1977~)によって、チュニジア=フランス合作「ヒンド・ラジャブの声」(THE VOCE OF HIND RAJAB)と題して映画化された。
ヒンドちゃんは、親戚たちと車で街を脱出するところを、イスラエル軍に囲まれた(母親は別だった)。...
