都心超一等地・千代田区に建つ「60平米5万円台」の物件とは? 入居の倍率は100倍以上の可能性も
東京・千代田区の四番町は都心でも指折りの高級住宅街である。現地を訪れると、一目で億ションと分かる瀟洒(しょうしゃ)な建物が立ち並んでおり、ネットで検索すると、賃貸マンションの家賃が約61平方メートルで月額41万円。庶民には手が届かないような場所なわけだが、目下現地では“価格破壊”ともいうべき住宅が建設中なのだ。
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同区の関係者が言う。
「それは『四番町公共施設住宅(仮称)』と呼ばれている建物でして、12階建てのビルに図書館や児童館といった千代田区の施設が入ります。中でも目玉は区営住宅で、54戸が造られる予定です。広さは最大で65平方メートルのファミリー向け。もともとこの場所には区営住宅があり、住民は建て替えのため別の場所に一時的に引っ越し中です。完成すれば戻ってくるので、新たに入居募集があるのは十数戸になるでしょう。家賃は3万~5万円台になると聞いています」
“まだ30年は使える建物なのに……”
超一等地でファミリー向けの新築住宅が家賃5万円台とは恐れ入るが、もちろん、区営住宅なので誰でも入れるわけではない。千代田区在住で、かつ一定の年収より低い住民が応募できる。だが、都心だけあって希望者が殺到する見込みで、数十倍から100倍以上になるのは確実だ。実は、この施設、過去に区議会で問題になったことがある。
「もともと、この場所には四番町保育園・区営住宅と四番町図書館・区営アパートが入る二つの建物があったのです。ところが、前区長の石川雅己氏が二つのビルを取り壊して敷地をまとめ、新しくビルを建て直す方針を示した。総工費は100億円以上。しかし、一部の議員らが“まだ30年は使える建物なのに、建て直す必要はない”と反対していました」(前出の関係者)
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