ウクライナ「ドローン猛爆」がロシアの「石油精製施設」「物流倉庫」に集中攻撃をしかける理由…下院選を前に「プーチン大統領」を悩ます“国民の厭戦気分”という深刻なリスク
前編【ロシア軍の戦死者は「最大53万人」で泥沼から抜け出せない「プーチン大統領」の悪夢…ウクライナ「最強ドローン攻撃」に北朝鮮兵まで駆り出す“人海戦術”はいつまで続くか】からの続き──。最前線でウクライナ軍の“世界一のドローン部隊”が猛攻を続け、領土を奪還したり、ロシア軍を後退させたりしている。だが軍事ジャーナリストが注目するのは中・長距離ドローンによるロシア本土の爆撃、特に物流大手「ワイルドベリーズ」の倉庫に対する攻撃だ。(前後編の後編)
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軍事ジャーナリストは「これまでウクライナの中・長距離ドローンはロシアの原油精製施設やガソリンスタンドを攻撃してきました」と言う。
「実は中・長距離ドローンが搭載できる爆薬の量は決して多くないのです。具体的にはマンションに命中したとして、その着弾点から数部屋を破壊するに過ぎません。私がウクライナ軍の戦略・戦術は非常に長けていると感心するのは、その欠点を解決できる目標を攻撃している点です。原油精製施設、ガソリンスタンド、そして物流倉庫は、いずれも可燃物が大変に多い場所です。2017年に埼玉県三芳町で大手通販会社の物流倉庫で大規模な火災が発生した時は、10日間以上も燃え続けました」
ウクライナ側はワイルドベリーズを攻撃した理由として「制裁対象の電子部品をロシア軍に供与しているため」と説明した。
実は世界各国の軍隊で輸送を民間業者に“アウトソーシング”する動きは起きているという。
「ウクライナの説明が本当か嘘か判断する根拠は今のところありませんが、ロシア軍がワイルドベリーズに物流を依頼していたとしても不思議ではありません。ただ、ウクライナが製油施設、ガソリンスタンド、物流倉庫を目標にドローン攻撃を繰り返している背景には、別の狙いがあると考えられます」(同・軍事ジャーナリスト)
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