横浜高校・織田翔希は大成しない? 「甲子園最速」投手のジンクスとその理由 「不祥事率の高さも」
夏の甲子園は織田翔希投手(横浜高3年)の話題で持ちきりだった。史上最速の156キロをマーク。国内外のスカウトたちも熱い視線を送っているのだとか。
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もっとも、スポーツ紙デスクは苦笑交じりに、
「“甲子園最速を記録した投手は大成しない”というジンクスがありまして……」
高校野球全国大会で初めて150キロを投じたのは、1985年夏大会の中山裕章(高知商)とされる。スカウトが持参したスピードガン器具で計測したという。
92年、球場に器具が設置されると、98年春大会で松坂大輔(横浜)が150キロの最速タイ、夏大会で151キロの新記録を樹立する。同じ大会で新垣渚(沖縄水産)も151キロを達成した。
2001年夏、寺原隼人(日南学園)が154キロで記録を塗り替える。07年夏には佐藤由規(仙台育英)が155キロで更新。13年夏に安樂智大(済美)、昨年春と夏に石垣元気(健大高崎)がタイ記録で並んだ。
ちなみに、地方大会で160キロをたたき出した大谷翔平(花巻東)は、甲子園では150キロにとどまった。163キロの高校生記録を保持する佐々木朗希(大船渡)は甲子園に出場していない。
不祥事率の高さ
先に挙げた“甲子園最速”を達成した7投手はみなドラフトで1位指名された。だが、どうだろう。文句なしの大投手といえるのは松坂くらいではないか。その松坂とて日米通算170勝で、名球会に入れていない。
「速球は経年劣化するので、長く投げ続けるには技巧も不可欠になってくる。しかし、自他共に速球が武器と認める投手は、技巧派への転向に躊躇(ためら)いが生じ、生涯成績を残しにくいのかも」
加えて気がかりなのが、“不祥事率”の高さだ。
大洋に入団した中山は、連続強制猥褻事件を起こして一時、球界を追放された。楽天入りした安樂は、後輩へのパワハラが露見して解雇された。
「若くしてスター扱いされるので、勘違いしてしまうのかもしれませんね」
新垣を巡っては、本人の不祥事ではないが、抽選で交渉権を得たオリックスの編成部長が指名あいさつを拒否され、自殺するという痛ましい事件が起きている(新垣は進学し、後にドラフト自由獲得枠でダイエーに入団)。
織田はどうなるのか。
「初戦の沖縄尚学戦でバックアップを2度も怠ったと指摘されています。試合後の発言も高校生には珍しく不敵さが垣間見える。九州からの越境入学ゆえコーチらが遠慮して指導が甘いのか。亡くなった渡辺元智元監督は選手の人間性も育んでおられましたが……」
過熱せず温かく見守ろう。


