麻生副総裁の意中の「愛い奴」の名前 高市首相に推薦する自民党幹事長人事

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麻生氏は“ついて行け”

 話を幹事長人事に戻そう。

「解散の判断を聞かされていなかったにもかかわらず鈴木氏は離反しないどころか、表向きにも不快感を示さず高市政権・執行部を支えるスタンスを継続してきました。高市氏サイドとしては“不当な扱いをした後でも一応はついてきてくれる”“ナメられていると言われても仕方ないのに反旗をひるがえすことはしないんだ”といった捉え方をしているでしょう。ただ、それも麻生氏の指示あってこその話です。鈴木氏が麻生氏の指示に従っているのは間違いなく、麻生氏は“ついて行け”と言ってきたようです」(同)

 高市氏としては政権生みの親の神経を逆なでしてまでも、自身の信じるところを貫こうとする傾向が強いようで、「幹事長交代」については常に検討対象だという。

「筆頭として名があがるのは萩生田光一幹事長代行です。が、起用のネックとなっているのは自民党派閥の裏金問題の当事者である点。政治資金収支報告書の不記載額は党内3位の約2700万円で、東京地検特捜部は本人を不起訴処分としましたが、政策秘書を政治資金規正法違反の罪で略式起訴しました。萩生田氏は党からは『党役職停止1年』の処分を受けています」(同)

 幹事長のような重要ポストにつけた場合、この話題が再燃することは避けられない。

茂木氏を評価する麻生氏

「世間からの萩生田氏の評価を高市氏がどう捉えるかということでしょう。幹事長は定例会見はもちろんメディアの前に出る機会は多く、裏金問題との絡みを問われることが少なくないとなると幹事長起用は政権にマイナスでしかありません。高市氏もそこまで萩生田氏にこだわっているとは聞いて言いないので、消去法的に鈴木氏の留任はあり得ますね」(同)

 その一方で、麻生氏は茂木敏充外相の名前を出しているという。

「麻生氏は茂木氏を相当評価していて“あいつでいいんじゃないか”と幹事長職に彼の名前をあげているのは間違いありません。ジョーク半分くらいかなと個人的には見ていますが。岸田政権時代に茂木幹事長・麻生副総裁体制を敷いたことに充実感があったと見られています。麻生氏としては鈴木氏が幹事長に留任することが一番良いのでしょうが、茂木氏が幹事長になることにも異議はなさそうです。自身の影響力が低減することはないという考えがあるのでしょう」(同)

 茂木氏は総裁選での麻生派の支持を期待し、これまで麻生氏におもねってきた面は否定できない。首相総裁を目指すうえでは、その姿勢は今後も変わりないだろうから、麻生氏にとっては」「愛い奴」となる。一方、高市氏も茂木氏の外相としての働きぶりには一目置いているとされるが、副総裁との距離の近さは警戒ポイントともなりうる。果たして人事の行方は――。

デイリー新潮編集部

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