「やらずに身を引けるか」 麻生太郎氏の「引退」条件はあと一つ

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麻生氏が次の衆院選に出馬するか否か

「麻生氏をめぐっては常に引退説がつきまとってきましたが、本人としてはこの2つの目標を実現しないうちは身をひけないとの強い思いがあるようです」(同)

 残るテーマの憲法改正は言うまでもなくハードルが高い。何をどのようにいじるかという点もさることながら衆参両院で3分の2の賛成を経て発議され、その後に実施される国民投票において過半数の賛成で改正が決まるという流れだ。衆院は2月の与党大勝を受けて3分の2を得ているが、参院は少数与党にとどまる。

「自民党は自衛隊の明記、緊急事態条項、参院の合区解消、そして教育環境の充実を主要な改正項目として掲げています。参院の状況を踏まえ、麻生氏としては幅広く賛成を募れるテーマを模索しつつ、与党の勢力拡大にも目配りする状況なのでしょう」(同)

 現在、永田町で取りざたされているのは、「麻生氏が次の衆院選に出馬するか否かは微妙だ」という点だという。

また別の理由も

「仮に1年以内に衆院選があるとすれば麻生氏の出馬はありそうです。が、2028年7月に予定される参院選までに衆院選がないとするなら“出馬しないのではないか”との見方がありますね」(同)

 出馬する場合、そのタイミングで憲法改正案を国民投票で問うことができたらという願望も込められているのだろう。

「麻生氏が今回の任期を政治家人生の総決算の時期と位置付けていることは間違いないでしょうが、不出馬の見方が強いのには、別の理由もあるようです」(同)

 どういったことなのだろうか。

「長らく麻生氏を支えてきた側近が“そろそろ……”というスタンスのようです。麻生政権で政務秘書官を務め、麻生氏の分身や金庫番とも呼ばれる村松一郎氏らは一様に“もう十分です”などと外部には漏らしているとのこと。社交辞令というか、あくまでもタテマエのレベルではと受け止める向きもあるようですが、麻生氏が皇室典範の改正に突き進んで行ったとこから察するに、身をひく時期は近づいていると見て良いのかもしれません」(同)

 来月20日には86歳となる麻生氏。政治家としての「終活」を始めるべき時期なのは間違いないだろう。そのタイミングが適切か、遅すぎるかは別として。

デイリー新潮編集部

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