圧倒的戦力の阪神が“首位独走”できない「正遊撃手」不在という鬼門…“打撃不振”や“相次ぐエラー”だけではないチームの未来を左右する“難題”

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巨人・阪神でデッドヒート

 阪神タイガースと読売ジャイアンツの僅差での首位争いが続いている。8月11日からの直接対決では阪神が連勝したが、両チームのデッドヒートは「9月になっても終わらない」というのが大方の予想だ。

「前半戦を両チームが同率首位で折り返したのはプロ野球史上、初めてでした。8月11日からの直接対決まで、阪神は東京ドームで7勝2敗と相性が良く、7月9日時点で敵地での勝ち越しを決めています。優勝争いについては『阪神がやや優勢』と見ています」(在阪記者)

 それでも、トラOBたちには歯がゆくて仕方ない問題があるそうだ。それは打撃部門の各成績にある。打率、本塁打、打点、出塁率、安打数のトップは佐藤輝明(27)と森下翔太(26)で独占しており、打率2位に中野拓夢(30)、打点4位に大山悠輔(31)が食い込んでいる。それがチームの得失点差で「13」しかプラスのない巨人(8月13日現在、阪神はプラス64)に並ばれているのか、不思議でならないというわけだ。

 藤川球児監督(46)は夏の長期ロードが始まる前、こう語っていた。

「人工芝の球場(での試合)が続くので、選手のコンディションをいちばんに考えなければならない。全てのゲームで主力が出るとは限らないかも。そのことを前もってお伝えしておかなければと思って」

 ペナントの勝負どころは夏の長期ロード後の9月と見ているのだろう。しかし、藤川監督は8月の選手起用の意図について、改めて説明する必要もありそうだ。

「8月9日、立石正広(22)と入れ替わって木浪聖也(32)が昇格しました。ただ、その木浪は出番ナシ。ショートのスタメンは元山飛優(27)でした。奇しくも同日の巨人ではその日に昇格してきた岡田悠希(26)をスタメン起用し、勝ち越しの中前適時打を放ちました」(スポーツ紙記者)

 阪神の正遊撃手の不在は、勝負どころの9月に響いてくるかもしれない。ショートのレギュラーを予定していたキャム・ディベイニー(29)が「期待外れだった」ことも大きいが、本来であれば、高校卒8年目の小幡竜平(25)が正遊撃手の座を掴んでいても決しておかしくはないはずだ。その小幡は8日に一軍登録を外されている。

「二軍降格が遅すぎた、との声も聞かれました。前日7日まで、22打席ノーヒットでした。気になるのは、今季94打席で38個の三振も記録していること。アウト率の約40パーセントが三振という、打撃の不振ぶりです」(前出・在阪記者)

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