「遺産を最良の状態で引き継ぐことが…」 イオン爆発で非難殺到の「ハビタ」エリート社長はハーバードでMBA取得 かつて語っていた「人生哲学」とは
“わさもん”の家系
「そもそも熊本の上野家といえば、地元を代表する名家と言っていいでしょう。元々は大正時代に上野景治氏が創業した同仁堂薬局が基盤です。第一次世界大戦時、ドイツからの医薬品輸入が止まったことからアスピリンの製造に着手し、国内で2番目に成功して財をなしたそうです」
景治氏は景真氏の曾祖父に当たるという。
「2代目を継いだ景治氏の長男・景規氏が多角化経営を推進し、彼の長男に同仁堂、次男にハビタとケミカル同仁を継がせたのです。景規氏には九州大を出た学者肌の弟がおり、同仁化学研究所所長を務めましたが、九州大学教授に転身。同仁化学のほうは弟の子息に引き継がれました。こちらの家系は、息子も孫もテキサスA&M大学を出ています」
2代続けて米国の大学とは、進歩的な家柄である。
「熊本弁で新しもの好きを“わさもん”と言うのですが、上野家のことを“わさもん”と報じた記事が出たこともあります」
その末裔がハビタおよび同仁グループの現社長・上野景真氏ということになる。
「犠牲となった社員に館内に戻るよう指示を出したのは営業部長ですが、社長である上野氏が経営ばかりでなく社員についてどう考えていたのか。『かけがえのない人生をどう生きるか?』という質問は、今、社員の人生について問われるものとなっているようです」




