主役でも脇役でも記憶に残る「伊藤沙莉」の凄み…「女王の教室」で共演した“天海祐希”の金言と、憧れ続ける“背中で演じられる俳優”
天海祐希の金言
兄は人気お笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介(36)として知られる伊藤。21年6月12日放送のTBS系トークバラエティー番組「人生最高レストラン」で、亡くなった父親が事業に失敗して蒸発し、家を追われて一家離散したことを明かしている。その後は、母子家庭で育った。もともとはダンサー志望で、キッズのダンス大会で優勝した経験もあったが、9歳だった03年の俳優デビュー作「14ヶ月~妻が子供に還っていく~」(読売テレビ・日テレ)で、いきなり難役に挑戦した。
「演じたのは、若返りの薬によって少女の姿になってしまった女性研究員の役。頭脳は大人、体は子供という難しい設定を見事に演じきり、いきなり才能の片りんを発揮。業界内で『あの子役は誰?』と注目を浴びたのです」(ドラマに関わっていた日テレ関係者)
その後、「女王の教室」(日テレ、05年)では志田未来(33)を、「GTO」(カンテレ・フジ、14年)では小芝風花(29)を、「怪盗 山猫」(日テレ、16年)では広瀬すず(28)をイジメ倒す役を演じた。
「女王の教室」では、主演の天海祐希(58)から授けられた“金言”を、日テレ系バラエティー番組「しゃべくり007」に出演した際に明かしている(23年7月3日)。
「(天海が)『あなたはカメラが自分に向いてないときでも、必ずしっかりお芝居をしている。いつか誰かが見つけてくれるから、手を抜いたり気を抜いたりしないで。あなたは素敵だから、ずっとそのままでいて』って。それだけは守ってきました」
そんな天海の言葉を胸にステップアップを果たし、連ドラ史上初めて「ガールズラブ」をテーマにした「トランジットガールズ」(フジ、15年)で佐久間由衣(31)とダブル主演を務めた。「ひよっこ」(17年)では朝ドラ初出演を果たす。そして、山田孝之(42)が主演したNetflixの「全裸監督」シリーズでは、撮影チームのメイク担当・小瀬田順子役を演じた。
「同シリーズで伝説のセクシー女優・黒木香さん役を演じた森田望智さん(29)は、2027年度前期の朝ドラ『巡るスワン』に主演。伊藤さんと森田さん、2人の朝ドラ主演女優を輩出する、伝説的な作品になりました」(同前)
その後、「シッコウ!!~犬と私と執行官~」(テレ朝、23年)でゴールデンプライムタイムの連続ドラマ初主演を果たした伊藤が、あこがれの存在として挙げたのが、18年に亡くなった名優・樹木希林さんだった。20年11月30日に「東洋経済オンライン」に掲載された作家の樋口毅宏氏との対談で、伊藤は目標の俳優を聞かれ、こう答えている。
「ずっと憧れていて、リスペクトしていたのは、やっぱり樹木希林さんです。共演させていただくのがず~っと夢だったんです。もう叶えられなくなってしまったのですが……」
背中で喋る
樹木さんにあこがれる理由についても、彼女らしい理由をあげている。
「大人になってから見た『悪人』(10年)という映画で、樹木さんの背中が“すごくよく喋っている”と感じて。この人は、人生を背中に背負っているんだなって。それで生意気ですけど、いつか樹木さんみたいな背中で演じられる俳優になりたいと思うようになりました」
伊藤は25年1月4日、劇作家・演出家の蓬莱竜太氏(50)と24年末に結婚したことを、自身のインターネットラジオ番組で発表し、公私ともに順調だ。
「伊藤さんの所属事務所は老舗のアルファエージェンシー。平田満さん(72)、豊川悦司さん(64)、萩原聖人さん(54)、毎熊克哉さん(39)、柄本佑さん(39)、余貴美子さん(70)、和久井映見さん(55)ら演技派ぞろいで、育成にも定評があります。そういう土壌に、伊藤さんのぶれない信念があったからこそ、若き演技派に成長したのでしょう。年齢を重ねると、あこがれの樹木さんのような俳優に成長しそうです」(同前)
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