熱帯夜に響きわたる「ジリリリリ!」…火災報知器が“誤作動”を起こすのには理由があった “電池切れ”でも“昆虫”でもない“3文字の厄介者”とは
7月28日に発生した「令和8年熊本地震」は深刻な被害をもたらしている。今回の地震を機に、災害の恐ろしさ、そして防災の重要性を再確認した人も少なくないだろう。備蓄用品を買い求めたり、自宅の防災体制を点検している人もいるかもしれない。
さて、地震発生後に火災が起こることは多く、今回の熊本地震でも発生していた。消防法により、一戸建てやアパート、マンションまですべての住宅に設置が義務付けられているのが火災報知器で、万が一の火災発生時になくてはならないものだ。その一方で“誤作動”が起こりやすいという欠点もあり、多くの人が悩まされている。
【写真で確認】真夏の夜にジリリリリ!火災報知器の誤作動を引き起こす「3文字の厄介者」の正体
特に、深夜に「ジリリリリリリリリリ」とけたたましい音が鳴り響き、目が覚めて確認したら、誤作動だった……というトラブルに見舞われたことがある人は少なくないのではないか。これでは、本当に火事になったときに「どうせ誤作動だろ」と油断してしまい、手遅れになってしまう可能性も否定できない。
実は、筆者が住むマンションでも誤作動が数日前にあり、修理業者を呼ぶことになってしまった。修理に来てくれた担当者に、誤作動が起こってしまう原因や、また起こった場合の対処法について話を聞いた。【取材・文=宮原多可志】
定期的にほこりを掃除する
「火災報知器の誤作動が起こる要因はケースバイケースですが、もっとも多いのは“ほこり”が原因になるケースですね」と、修理担当者。筆者は話を聞くまで、火災報知器にほこりがたまることを知らなかったが、定期的な本体の掃除は、誤作動を起こさないために不可欠なのだという。
「火災報知器は、スキマから入ったほこりを煙と勘違いしてしまうことが多いんですよ。実際、私が経験したほとんどの誤作動の原因はほこりによるものですね。部屋の隅などに設置してある火災報知器は、特にほこりがたまりやすい。定期的に掃除機などでスキマのほこりを軽く吸い取っておくといいでしょう」(修理担当者)
ちなみに、筆者のマンションの火災報知器もどうやらほこりが問題だったようだ。部屋のなかに本やフィギュアなどが雑然と置かれているせいで、ほこりがたまりやすかったのは間違いない。反省である。
殺虫剤で誤作動するケースも
かなりイレギュラーなケースだが、古い火災報知器では多くの人が“大嫌いな昆虫”が内部に入ってしまうことも構造上ありえるという。
それを駆除しようとしたり、はたまた火災報知器がある壁を這い回っている虫をやっつけしようとして、殺虫剤を使うことがある。ところが、殺虫剤に含まれる成分によって、誤作動が起きることもあるそうだ。
「火災報知器は、殺虫剤のガスや、それに含まれる細かい粒子に反応しやすいんですよ。あと、“大嫌いな昆虫”を駆除するために、部屋全体に煙を充満させる燻煙剤タイプの殺虫剤を使うことがありますよね。これも稀にですが誤作動を起こすことがあるので、要注意です」
なお、コバエなどの小さい虫が誤作動を起こすことも、稀にではあるもののあるそうだ。夏場は台所などでコバエが発生しやすい。部屋を清潔に保っておくことも大切だ。
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