「ここまで良くなるとは想定外」とスカウトが驚愕 夏の甲子園を逃した「ドラフト候補5人」の実名
甲子園には届かなかった。だが、夏の地方大会でドラフト評価を大きく上げた選手はいる。
7月28日、夏の甲子園に出場する49の代表校が出そろった。高校ナンバーワン投手の呼び声が高い織田翔希(横浜)、昨夏の優勝投手・末吉良丞(沖縄尚学)、九州を代表する大型右腕・平田玲翔(大分商)らに注目が集まっている。地方大会で敗退した選手の中にも、プロの評価を大きく変えた存在は少なくない。【西尾典文/野球ライター】
ノーヒット・ノーランを達成
投手の筆頭は、前田侑大(高岡第一)だ。夏の富山大会初戦となった富山工戦では、7回を被安打1、14奪三振に抑えて完封勝利。ストレートは球場表示で最速156キロをマークした。試合は7対0の7回コールドだった。続く富山北部戦では20奪三振を記録し、ノーヒット・ノーランを達成している。
チームは、前田が先発を回避した準決勝の高岡商戦で敗退した。前田自身は今夏4試合、23回2/3を投げて1失点、41奪三振。圧巻の成績を残している。投球内容にはスカウトも驚かされた。
「球場表示の156キロは誤計測だと思いますが、我々スカウトのスピードガンでも何球も150キロを超えていました。高校生の左投手としては、なかなかいないレベルであることは間違いありません。正直、昨年までは身長173cmと体も大きくなく、大学に行って力をつけてからというタイプだと思っていました。ところが、春から一気に良くなりました。決して力任せではなく、コントロールも高校生としては全く悪くありません。ここまで良くなるのは想定外でした」(セ・リーグ球団スカウト)
前田は富山大会敗退後、進路について明言を避けている。大学進学の選択肢もあるとみられるが、プロ志望となれば上位指名は極めて有力だろう。
[1/2ページ]



