前半戦だけで“昨季超え”の異常事態…森下翔太はリーグトップ「12死球」で阪神連覇に立ちふさがる敵は“巨人”と“死球”と“雨”
被死球がトップ
セ・リーグのペナントレース前半戦の最終ゲームは“伝統の一戦”だった。3連戦最後の7月26日は、阪神タイガースが読売ジャイアンツに辛勝した。主砲・佐藤輝明(27)の放ったソロアーチによる1点を、先発・村上頌樹(28)が今季2度目の完封で守り切った。これでセ・リーグは阪神、巨人が同率首位で折り返すことになった。
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僅差での首位攻防戦は楽しみな限りである。しかし、この接戦がどこまで続くのかは疑問だ。阪神の連覇を阻む「敵」は、死球と雨かもしれない。
「前半戦91試合を消化した時点で、阪神打線が被った死球の数は46個。12球団でもっとも多い数値です」(スポーツ紙記者)
優勝した昨季はトータルで41個の死球を被ったので、前半戦だけでそれを上回ってしまった。被死球のリーグトップも阪神・森下翔太(25)の12個だった。
「考えられる理由は、阪神の打線が強いからです。森下、佐藤、大山悠輔(31)のクリーンアップを抑え込むにはどうしても内角の厳しいところを突かなければなりません」(前出・同)
阪神の被死球がクローズアップされたのは、この前半戦最後の巨人3連戦と、7月17日から19日までの広島戦だった。阪神打線はこの6試合で計7個の死球を食らっている。
「前半戦だけで大山はキャリア最多タイの7死球も受けています。特にチームにとって痛手となったのは、17日の広島戦で前川右京が2つもぶつけられ、翌日の検査で右肩甲骨の骨折が判明しました。ランニングなどの練習を再開させているので8月の下旬には復帰できると思いますが、前川の離脱はショックでした」(在阪記者)
というのは、前川の7月のOPS(出塁率+長打率)は脅威の9割2分8厘で、3試合連続を含む4本塁打を放っていた。阪神打線の弱点を唯一挙げるとすれば、5番・大山の後を打つ6番バッターが固定できないことだった。その弱点を埋め、レギュラーにも定着しつつあっただけにチームの得点力ダウンは必至。藤川球児監督(46)も不快感をあらわにした。
「技術の引き上げをしてもらいたい」
広島バッテリーに向けて、感情を必死に抑えようとしていた姿が印象的だった。
確かに「技術の引き上げを」とのコメントを聞いて、真っ先に思い出したのが今春の広島キャンプでの光景だ。ブルペン投球の終わり方が“カッコ悪かった”のだ。
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