広島「ゾンビたばこ」疑惑に新展開 「広島県警本部長にも話を通したうえ」の家宅捜索の本当の狙いは
「私を含め広島の選手6人が」
広島は7月30日、矢野雅哉(27)、前川誠太(23)の両内野手が広島県警本部に自宅などの家宅捜索を受けたと発表した。元選手の羽月隆太郎氏(26)が「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物・エトミデートを使用したとして逮捕・起訴されてから半年以上が経過し、新たに事態が動き出したようだが、捜査は今後どのように展開していくのだろうか。
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これまでの経緯をまずは振り返っておこう。
羽月氏は2025年12月に同薬物を使用したとして逮捕・起訴され、拘禁刑1年、執行猶予3年の判決を受けた。羽月氏は公判やSNSで「周囲にも吸っているカープの選手がいた」「私を含め広島の選手6人が同じ人物からゾンビたばこを購入していた」旨を明かし、球団は調査に乗り出していた。
その後、ゾンビたばこを羽月氏に譲り渡したとして売人の男(38)が医薬品医療機器法違反(指定薬物の授与)の罪で起訴され、その売人と矢野、小園海斗内野手、そして田村俊介外野手、そして「BreakingDown」のCOOで「サナエトークン」への関与でも知られる溝口勇児氏らとが交遊する写真がSmartFLASHに掲載された。
ハードルは高そう
当初このプライベート写真報道について球団は静観の構えを見せたが、一転して矢野の出場選手登録を抹消して3軍での調整を命じた。鈴木球団本部長は取材に応じ「売人と呼ばれる人と密室にいること自体が強い疑惑を抱く状況。私としてはそういう選手を1軍のグラウンドでプレーしてもらうには抵抗がある」などと説明していた。
「今回の矢野と前川への家宅捜索の容疑は一連のゾンビたばこに関する捜査と同じ医薬品医療機器法違反についてです。今のところ違法薬物などは見つかっていないようです」
と、社会部デスク。
「前川の名前はこれまで出てきていませんでしたからそれも含めてショッキングな発表でした。2人が過去にゾンビたばこに関与していたことを疑わせる客観的な証拠を警察がつかんでいる可能性は高いと思います。家宅捜索はその裏付けという意味合いですが、結論から言うと医薬品医療機器法違反で起訴に持ち込むにはハードルが高そうです」(同)
過去の所持や購入
指定薬物の使用で起訴するためには尿や毛髪検査で陽性反応が出ることが大事だ。仮に薬物を以前に使用していたとしても中止してからそれなりに時間が経っている場合、検査結果は「陰性」になる可能性が極めて高い。吸引器具を使用したことがあったとしても処分しているのが普通だろう。それでも起訴する可能性はあるのだろうか。
「違法薬物の売人のスマホなどには、薬物を使ったとか、これから使うとか、使った後の感想とか受け渡し方法や報酬額に関するやり取りが存在していることがあります。そういったやり取りに加え、それを裏付ける口座上の動きとか薬物の配送伝票などが残っていれば“過去の所持や購入”を立証できるかもしれません。あるいは、羽月氏がこの2選手と“ある日”に一緒にゾンビたばこを吸ったと証言し、売人側にも当日の取引メモが存在し、2選手のスマホからも購入や使用をうかがわせるやり取りが見つかるとか……そういった展開ですね」(同)
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