毎日新聞では「41%」に急落…高市内閣の支持率が暗転した根本的理由 「物価高」でも「強引な国会運営」でもない多くの国民が“最も疑問を抱いた論点”とは

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改正に対する違和感

 改正皇室典範は7月17日に参議院本会議で可決・成立した。大手マスコミは特に「旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎え、その養子の下に生まれた男子が皇位継承資格を持つ」との改正点に注目し、問題点を含めて詳報した。だが国民の“素朴な実感”は違う点に注目していたという。

 先の読売新聞の世論調査を見てみると、《物価高に対する政府の対応を「評価しない」は71%》に上った。

 加えて、《皇室典範改正などの重要な法案や政策について、首相が国民に十分に説明していると思うかについては「思わない」が62%で、「思う」の29%を大きく上回った》のである。

 読売新聞の世論調査で高市政権の支持は57%。つまり高市支持者の中にも、皇室典範改正に対して不満を抱えている層が少なからず存在するということに他ならない。

「国会で皇室典範の改正が議論されていた時、国民から批判が殺到する、という状況ではありませんでした。これなら“無風”だと判断した国会議員は少なくなかったと思います。ところが改めて今になって振り返ると、きっと国民は国会審議を見ながら“モヤモヤ”とした気分だったのでしょう。そのため沈黙を保っていたけれど、違和感は徐々に広がっていったのです」(同・政治部デスク)

「男尊女卑では?」の声

 国民が「改正皇室典範に納得できない」と最終的に判断したのは「愛子さまのご子息は皇族ではないのに、皇室に養子に入った旧宮家の男子の息子は天皇になる可能性がある。これはおかしいのでは」と感じたからだ──との分析もある。

「国民の“素朴な実感”として、保守派の国会議員が『愛子天皇はダメ』と釘を指したように感じられたのでしょう。さらに『女性・女系天皇がダメというのは男尊女卑にならないの?』という素直な疑問も湧き上がったはずです。世論調査の結果を踏まえても、これが高市政権の支持率を低下させた大きな原因となったように思います」(同・政治部デスク)

 7月27日に行われた衆議院の予算委員会で、中道改革連合の階猛幹事長は高市首相に支持率が大幅に下落した原因について質問した。これに高市首相は「原因に関しては分からない」と答えた。

 この答弁に政治学者や経済評論家、選挙コンサルタントといった有識者から「失言だ」という指摘が相次いだ。

 高市首相は低下した原因の分析を放棄したと国民が受け止める可能性があり、「自分たちの声に耳を傾けようともしないのか」と、さらに不満を強くしても不思議はないという。

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