“松井秀喜監督案”を退け「井口資仁氏」侍ジャパン監督就任 決め手は佐々木朗希との“ストーリー”

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新たな「師弟物語」

 NPB関係者が言う。

「強化委員会が注目したのは、19年にロッテへ入団した現ドジャースの佐々木朗希投手(24)と井口さんの関係です。23年のWBCで侍ジャパンが優勝した際は、栗山英樹元監督と大谷翔平選手(32)の“師弟物語”が脚光を浴びました。28年のロサンゼルス五輪で金メダル獲得を目指す侍ジャパンにも新たな“ストーリー”が必要だと考えられたのです」

 ロッテの元投手コーチによれば、

「入団1年目は実戦登板がなかったものの、井口監督は佐々木を1軍に帯同させて肉体強化に専念させました。2年目以降も登板間隔を調整するなどして、コンディションづくりやケガには細心の注意を払っていた。将来のメジャー挑戦を見据え、手塩にかけて育てたのが佐々木でした。その井口監督の下で再びプレーするとなれば、佐々木だって奮起するでしょう」

意外にも上昇志向?

 一方で、こんな見方もあるという。

「ロッテ選手時代、井口さんはチームメイトに日差し対策のサングラスをプレゼントしたことがありました。そういった心配りのできる、兄貴分的な存在として皆から慕われていました。佐々木以外のメジャー組も、先達である井口さんにはリスペクトを抱いており、求心力や信頼獲得の面で不安はありません」(ロッテOB)

 気になるのは、「火中の栗を拾う行為」とも指摘される就任打診に応じた理由だが、

「自宅のワインセラーに500本近くのコレクションを所有するなど、スマートな一面を持つ井口さんですが、実は上昇志向が強い。メジャーから帰って来る時、巨人からも誘われたが、キャリアの観点から引退後の監督職を約束したロッテを選んだとうわさされました。今回もステップアップになると踏んで、覚悟を決めたのではないでしょうか」(同)

 新監督が迎える最初の正念場は、五輪予選を兼ねた来年11月開幕のプレミア12を勝ち抜くことだが、果たして……。

週刊新潮 2026年7月30日・8月6日号掲載

ワイド特集「灼熱の太陽」より

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