「家族でダブルス、子どもは二人…」ロマンス詐欺で逮捕の平木理化容疑者、20年前の“幸せな家庭”の夢 ひっそりと姿を消した全仏混合ダブルス覇者

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夢見た新婚生活は?

 だが、幸せは長くは続かなかったようだ。最近まで住んでいたとみられる千葉県白井市の一戸建て住宅を平木容疑者が取得したのは、2004年の終わり頃。当時の様子を知る近所の男性は、両親と共に近隣の松戸市から越してきたと、次のように語る。

「この辺りは割と大きめの家が並ぶ住宅街で、平木さんのお宅も大きい。全仏で優勝した頃は松戸に住んでいて、私も当時は松戸に住んでいたので、地元でもニュースになり、印象に残っていました。だから、あの平木さんの家がご近所になるのか、と感慨深かったです。とはいえ、ご本人をあまり見かけたことはありません。同居するお母さんは地域の活動などもやっておられましたが、自治会にも加入していなくて」

 登記情報によると、家は延べ床面積約52坪の大きさで、平木容疑者本人の名義で建てられた。2006年の結婚の際、Aさんの苗字になった平木容疑者の名義氏名が変更されたものの、わずか半年で旧姓に戻している。

「近年になっても、時折男の人が出入りするのを見かけましたが、その人がどういう関係の人なのかは分かりません」(同)

 別の住民は“結婚からわずかの期間で離婚した”とも話し、自宅名義を旧姓に戻したことがそれを裏付けているようにもとれる。「父、母の順に亡くなったらしい」との情報もあり、その後は、平木容疑者が一人で住み続けていたとみられる。登記情報上は、2022年1月に売却されているものの、

「普段からあまり姿を目にしなかったので、はっきりした時期は分からないものの、2024年頃に『どうやら家を出ていったみたい』という噂が聞こえてきました」(同)
 との証言もあり、平木容疑者がいつまでここで暮らしていたのかは定かではない。現在、人が住んでいる様子はないが、表札は「HIRAKI」のままである。

「問題はその噂が出回った後です。大きなお家で草木もたくさん生えていたため、それらが荒れ放題になって道を覆うまでになったんです。前の道を車が通れなくなって、昨夏、自治会から市のほうに“どうにかしてくれ”と要望しました。普通は個人宅ですから対応はされないと思うのですが、ゴミ収集車すら通れなくなっていたので、業者が来て草木を切っていましたね」(同)

 白井市に確認すると、現在の家の所有者に連絡を取ったものの、連絡が取れないことから市で伐採を行ったという。また一部のつる性植物が電線まで伸びていたため、東京電力なども対応を行ったというから、相当の荒れ具合だったようだ。

周辺から徐々に姿を“消して”いった?

 平木容疑者は、2014年6月から5年間、日本テニス協会の常務理事を務めていた。

「当時、月1回の理事会は対面で開催されており、協会運営のことなどについて話し合うため、ほぼ毎回、都内での会合に出席されていました」(協会事務局)

 また、自宅のあった白井市では、地元の知名度向上やイメージアップのためにゆかりのある人物が任命される「しろいふるさと大使」を、2018年4月から6年にわたって担った。ちなみに、現在のしろいふるさと大使には、純烈リーダーの酒井一圭や歌手の新浜レオンら11組12人の名が並ぶ。

「平木さんには、市内小中学校での講演会やテニス教室を開くなどの活動を行ってもらっていました。大使の任期は1期3年で、2期務めていただき、3期目もお願いしようと考えていたのですが、こちらで2期目の任期が終わる前に連絡を取ろうとしたところ、連絡がつかなくなってしまって……。やむなく2期で終わることになってしまいました」(白井市役所秘書課)

 家から近いテニスクラブの支配人も「年に1、2回は利用されていましたが、4~5年前を最後にお姿を見ていません」。さらに、勤務していたNTTコミュニケーションズは「詳しい時期は申し上げられないが既に退社している」としており、逮捕前にはすでに社を去っていたようだ。

 これらの証言からは、平木容疑者が徐々に周辺から姿を“消して”いった様子が浮かんでくる。一連のロマンス詐欺事件では他の被害者も出ており、そちらでも平木容疑者の口座が振込先に使われていたという。果たして本人が否認から転じ、真実を口にする日は来るのだろうか……。

デイリー新潮編集部

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