「板東さんですよね?」と聞いても「違います」と…板東英二さん(86)死去 近隣住民にも素性を明かさなかった寂しき“晩年”

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

2代目鳴門観光大使

「もし連絡を取っているところがあるとすれば、地元・徳島の観光課かもしれません。板東さんは今も“観光大使”を務めているそうですから」(前出の記者)

 観光振興課に聞いてみた。

「確かに板東さんは2代目鳴門観光大使ですが……今は3代目に元サッカー選手の青山隼さんが就任していらっしゃいますので」

――新たな観光大使が就任すれば、先代は引退ということに?

「任期があるわけではありませんので、ご本人から辞退ということがあれば別ですが」

――現役の観光大使ということであれば、連絡は取っている?

「以前は事務所を通して年賀状を差し上げるなどしていたのですが、事務所もなくなってしまったようですし、今は把握できていません」

――観光大使に報酬などは?

「こちらにお呼びした際にはお礼程度はありますが、年間いくらとかそういった報酬はありません」

――過去の新聞記事などを見ると、板東は2019年までは観光大使として阿波踊りに参加するなどしていたようだが。

「最近は青山さんに参加していただいていますので、おそらく今年もそうなると思います」

 事実上、観光大使でもなくなっていたようだ。

「坂東さんが観光大使に就任したのは2012年8月でした。ところが、その年の年末に名古屋国税局から所得税隠しを含む申告漏れ7500万円を指摘され、イメージがガタ落ちに。テレビのレギュラー番組も失ってしまいました。以後はラジオで活動していましたが、けがをしてからは表舞台に出ることはなくなりました。元気でいるといいのですが……」(前出の記者)

 ***

 この記事からおよそ3カ月後、板東さんは亡くなった。公式サイトに家族一同の名義で発表された文章には、《晩年は、周りの皆様が最後まで本当にあたたかく見守ってくださったお陰で、家族に囲まれ穏やかな時間を過ごせましたこと、故人にとっては何よりの幸せだったと思います。(中略)たくさんの方々に支えられ、波瀾万丈ながらも故人らしい人生を送ることができました。》とある――合掌。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。