なんてものを見せられたんだ…」大人は困惑、子どもはキョトン 「映画ちいかわ」は観客を無傷で帰さない

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 エンドロールが終わり、館内が明るくなる。だが、立ち上がる客はまばらだった。高揚感ではなく、戸惑いを含んだざわめきと、目の前で起きた物語をどう消化していいかわからない沈黙が、劇場を包んでいた。

 客席の半分以上は子ども連れの親子である。キョトンとした表情を浮かべる子どもの横で、「何てものを見せられたんだ」とでも言いたげな顔をした親が、あちらこちらにいた。

 かくいう私も、すっかり打ちのめされていた。原作マンガで結末まで知っていたはずなのに、見終わった後、胸の奥にどすんと重いものが残っていた。...

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