「反町隆史」主演「GTO」に“3つの不安要素” 「28年ぶり復活」でも視聴意欲をそそらない“残念すぎる理由“とは
28年前とのコラボ
「ここでグランドタイトルです。28年前の映像を織り交ぜ、陽炎の中を歩く反町も健在。主題歌は彼が歌う『POISON』です」
当時、この歌を赤ん坊に聴かせると泣き止むという都市伝説もあった。
「脚本は28年前と同じく、今や大御所となった遊川和彦。そして主演の反町は長年『相棒』(テレビ朝日)シリーズで4代目相棒を務め、松嶋も『家政婦のミタ』(日本テレビ)の最終回で視聴率40・0%の大金星を挙げた現役の人気者です。この2人に払うギャラだけでも心配になってくるほどです」
ちなみに「家政婦のミタ」の脚本も遊川だった。
「そして、ようやく再就職できた鬼塚先生が教壇に立つのですが、教室にいたのは手元のタブレットばかりを見つめるデジタル高校生。空席の生徒について尋ねても、誰も知らないという有様です」
不登校の生徒・健太に寄り添おうとする鬼塚だったが、教頭に出世した中丸(近藤芳正)に「今は学校に来るのが正しい時代じゃないって分かってるだろ!」と反対される。
「これも令和っぽかったですね。健太が不登校になった理由も、自分が新型コロナに感染し、それを母親に感染させてしまい亡くなったことを負い目に感じていた、という現代っぽい話題だったのも高視聴率に繋がった理由だと思います」
気がかりなのは映像と生徒たち
もっとも、前シリーズの初回視聴率は26・6%、最終回には35・7%を叩き出し、全話平均で28・5%を記録した。
「28年前と比べるのは酷ですが、当時の視聴率の6分の1も取れていません。ですから、喜ぶのはまだ早い。確かにストーリーは令和にバージョンアップしていますが、“画撮り”は旧態依然、28年前のままなのです」
どういうことだろうか。
「反町たちが会話している際、ずっとKS(膝から上)かFF(全身)のグループショットで、小気味よい今風のカットの切り替えが見られません。そうなると、間の抜けた舞台のコントを見せられている気分になり、視聴者は白けてしまうのです」
そういうものか。
「しかも、生徒役は知らない若者ばかり。反町夫妻にお金をかけすぎたのか、まだ駆け出し前といった俳優が多い印象です。近年の学園モノの最高峰は『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日テレ)ですが、生徒役には永野芽郁、上白石萌歌、川栄李奈など“すでに主役級”だけでなく、後に朝ドラヒロインを務める今田美桜や福原遥もいるという目くるめくメンバーでした。昨年の『御上先生』(TBS)も、蒔田彩珠、吉柳咲良、高石あかり、さらに現在放送中の朝ドラヒロイン・上坂樹里もいました。それらと比べると『GTO』には顔と名前が一致する生徒が少ない。今のところ視聴欲をそそる生徒は見当たりません」
前シリーズの「GTO」には、窪塚洋介、小栗旬、池内博之、藤木直人、玉木宏が生徒役で出演したが、彼らはまだブレイク前だった。今回の生徒役の中にも、これからブレイクする俳優がいるかもしれない。
「あとはまだ正体を見せていない同僚教師役の生見愛瑠と高橋メアリージュンに期待するしかありません。とはいえ、反町が大御所だけに、遠慮が出てしまうかもしれません」
「実家に帰らせてもらいます」と言って家を出て行った松嶋が今後も出演するのかも気がかりだ。また、今シリーズで反町が操るバイクは黒のZ2。冒頭に登場した火の玉カラーのZ2とはナンバーも異なり、塗り替えたわけでもないようだ。誰のZ2(ひょっとしてZ1?)なのかも気になるところ……。
「幸いなことに、初回の提供クレジットにはライオン、サントリー、キューピーなど一流企業が12社も並び、ほぼ完売と言っていいでしょう。このまま数字を下げずに最終回まで到達できればいいのですが……」
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