「大変だったんじゃないですか?」 被害総額60億円「ルフィグループ」元最高幹部の意外すぎる“ねぎらいの言葉”…“恋愛漫画”を読み“スイーツ”を好む凶悪犯の素顔とは
「ナンバー2だと自分の特性が生きる」
驚かされたと振り返るのが、小島被告の読書傾向だ。“ルフィ”、“三橋”など、組織のメンバーはいわゆる少年漫画的なネーミングを好んだが、小島被告本人が愛読していたのは高校生の恋愛を描く漫画や、女性の内面を描く小説だったという。差し入れた本屋大賞受賞作にも深く共感していたという。
一方でノンフィクションを“ほぼ読んだことがない”と語っていた小島被告に、自宅にある書籍を何冊も差し入れたところ、“刺さった”と絶賛していたのが、水戸の上申書殺人事件の全貌を暴いた『凶悪―ある死刑囚の告発』だった。
「どこが面白かったか尋ねると、原稿の書き方や描写に至るまで非常に細かく感想が返ってくるので、私自身はかなりびっくりしていました。そいうところにも、彼の性格がものすごく出ているな、と」
書籍の感想と同様に、小島被告の細かさを感じさせられたことが別の場面でもあった。
「犯罪の内容を含めて、一見すると物凄く粗野なんですけど、真逆に思えるような感性を持っていて。面会もこれまで50回近くに上りますが、“今日で何回目ですね”と正確に数えている。とにかく細かいんですよ」
小島被告は自身を「ナンバー2の立場だと自分の特性が生きる」「総務のおじさん」と評する。栗田氏も小島被告について、表舞台に立つタイプではなく、組織の縁の下の力持ち的存在だったと見ている。「縦割りの会社だったら、犯罪組織でなくても意外とうまくやっていたかもしれない」というのが率直な感想だ。
そんな小島被告のもとには複数の取材依頼が舞い込んでいたが、なぜ栗田氏を選んだのか。本人には直接確認していないというが、栗田氏はこう推測する。
「新聞やテレビはここまでしか報道しない、逆に雑誌やウェブで報じる記事の内容はもう少し自由度が高い、ということを理解していたと思うんですよね。いろいろ計算したのだと思います」
弁護士への1年越しの粘り強いアプローチも功を奏し、弁護士側から「この人でいいと思うよ」という後押しがあったとも語る。
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