舞台に大河に大活躍 尾上右近の華麗過ぎる家柄と経歴 「祖父も曾祖父も誰もが知る名優」
映画「国宝」が大ヒットした影響か、若年層のファンが増えているといわれる歌舞伎界。“次世代のホープ”と目される二代目尾上右近(34)が絶好調だ。
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歌舞伎担当記者が言う。
「右近は歌舞伎座『八月納涼歌舞伎』第一部で、『怪談牡丹燈籠』に主演します。演じる強欲な女房・お峰は、過去に坂東玉三郎(76)や、新劇で“昭和の大女優”と親しまれた杉村春子(故人)が長く演じた役柄で知られます。右近も“楽しみながら怪談を見た、という感覚を持っていただけるよう演じたい”といまから意気込んでますよ」
自身は10年ほど前から自主公演「研(けん)の會(かい)」を主宰しており、9月に大阪の国立文楽劇場で、10月には東京・明治座で開催される。演目は義太夫作品の「藝阿呆(げいあほう)」、女方の舞踊「鷺娘(さぎむすめ)」、そして歌舞伎舞踊の「春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」だ。
「この自主公演は、右近が役に恵まれなかった23歳の頃に始めたもの。今回は映画『国宝』にも登場した『鷺娘』に初挑戦するほか、第1回公演や昨年の歌舞伎座でも踊った『春興鏡獅子』に挑みます」(同)
2015年の初回公演は東京のみで、会場は定員590人の国立劇場小劇場。
「それがいまや、場所は席数が1400近い明治座に変わり、2日間の大阪公演も加わりました。チケットは即日完売が必至という人気ぶりですが、もはや右近は本公演でも大役を任される存在です。自主公演は今回が最後になります」(同)
祖父、曾祖父は誰もが知る名優
活躍の場は劇場にとどまらない。現在放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、織田信長と対立する、室町幕府最後の将軍となった足利義昭を演じた。
「右近の大河出演は、21年に放送された『青天を衝け』で孝明天皇を演じて以来2度目です。将軍・義昭を“機知に富んで人の心を読むことに長けた人物”と評しており、自分なりの義昭像を作り上げようと役作りに励んでいました」(前出の記者)
22年には、1960年代にアメリカで人気を博したボーカルグループ「フォー・シーズンズ」の姿を描いたミュージカル「ジャージー・ボーイズ」に出演。さらに明るいキャラと軽妙な話術が買われて、テレビのバラエティーやトーク番組にも引っ張りだこだ。
「人気の若手歌舞伎俳優には、歌舞伎一家で育った“御曹司”が少なくない。右近もその一人ですよ」
と言うのは歌舞伎関係者。右近の実父は歌舞伎の伴奏音楽で、かつ浄瑠璃の一種とされる清元節の七代目家元・清元延寿太夫(きよもとえんじゅだゆう・67)だ。さらに時代をさかのぼれば、祖父や曾祖父には誰もが知る名優の名が登場する。
「母方の祖父は、任侠映画やテレビドラマで活躍した鶴田浩二。曾祖父は初代中村吉右衛門と共に、大正から昭和初期にかけて歌舞伎界に全盛期“菊吉時代”をもたらした、六代目尾上菊五郎というサラブレッドです」(同)
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