味噌汁にキュウリ? 冷やし中華にマヨネーズ?? 地元民以外は目を丸くする「地元で定番の食べ方」の奥深い世界

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 関西人はお好み焼きやたこ焼きをおかずにご飯を食べる――この独特な食習慣に対して、別の地方の人々は「あり得ない!」と仰天するが、関西人は「当たり前や」と涼しい顔で答える。こうした食に関する常識は地域によって異なるが「えっ? コレにコレ入れるの?」的なものも日本全国には数多い。たとえば名古屋市の「喫茶マウンテン」の「甘口抹茶小倉スパ」は、炒めた抹茶味のパスタに、生クリーム・小倉あん・フルーツを載せる。

 こうした地域差は、ネットでは時に平和的な論争を呼ぶことになる。何しろ「ウチの地域じゃ当たり前だよ~」「びっくりした!」「おいしいから試してね」的な穏やかなやり取りになるからだ。中には、「このバカ舌がw」などと書く者もいるが、こうした者は無視していい。その地域・店に根付いた食べ方でいいのである。【中川淳一郎(ネットニュース編集者)】

食は時間を経てバリエーションが豊富に

 他に有名なものとしては、「宇都宮では餃子を酢だけで食べる」「東京・青山の老舗中華料理店の餃子は酢+胡椒で食べる」「山形ではスイカにマヨネーズをかける」「名古屋では冷やし中華にマヨネーズ」「名古屋ではトンカツは味噌カツ」など様々だが、筆者本人が体験した(最初は)驚きの足したモノを紹介する。食の好みは深い。色々試してこそ食人生は豊かになる。

 恐らく、お好み焼きと焼きそばにも初期の頃はマヨネーズはかけていなかっただろう。だが、今は普通にマヨネーズがかけられるし、明星食品のカップ焼きそば「一平ちゃん 夜店の焼そば」にはマヨネーズが付属されている。食は時間を経てバリエーションが豊富になっていくもの。

 漫画『美味しんぼ』では、目玉焼きに何をかけるかで侃侃諤諤の議論が発生した。「醤油」「塩胡椒」「仕上げに七味唐辛子」「トンカツソース」「ケチャップ」など様々で、各人の味の嗜好はかくも盛り上がる。美味しんぼでは、「カツオの刺身に醤油とマヨネーズ」という伝説の食べ方も出てくるが、これは白身も含めた他の刺身でもウマい。雁屋哲先生の情報に感謝である。それでは、様々な「コレにコレ入れるの?」のご紹介。

【とにかく何にでも柚子胡椒を入れる】

 佐賀県唐津市の山崎幸治氏(52)は、農家を営む母が作る柚子胡椒について「入れない・付けないものがないぐらい使います」とのこと。実際、同氏の家で食事をすると味噌汁に柚子胡椒を入れる。最初は驚いたものの、気が付くとコレがなくては一味足りない気持ちになってしまうのである。

 同氏はマヨネーズ、酢味噌、醤油、ポン酢などの調味料に、柚子胡椒を混ぜ、ほぼすべての食材の上にちょこっとずつ載せるのだ。納豆、フライ、焼き魚、焼肉、冷奴など何にでも合うという。ただし漬物については「これはどうかな……? ちょっとやらんかも」とのことだ。

【味噌汁に納豆を入れる東北】

 宮城県蔵王町のお宅に一週間滞在した時のとある朝食。「今日は納豆汁ですよ~」とのこと。一瞬怖じ気づいてしまったものの、恐る恐る飲むとコレがウマい! 東北の各地ではこのような食の風習があり、納豆はご飯にかけるだけのものではないらしい。また、年末年始だったため餅も出た。醤油で和えた納豆の中に餅を入れたが、これもすこぶるウマかったのである。

【コンビニ・焼き鳥屋でも柚子胡椒】

 コンビニでおでんを買うと「辛子はおつけしますか?」と言われるが、九州では多くのコンビニで柚子胡椒を選ぶことができる。焼き鳥屋では七味唐辛子はあるものの、柚子胡椒の瓶が置かれているケースも多い。

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