ロシアを亡国に追い込む「プーチン大統領」致命的ミス…「キーウ空挺作戦」の大失敗がロシア兵「140万人戦死」の原因 緒戦での誤算が“終われない戦争”を生んだのか

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プーチン大統領の致命的な判断ミス

 マーケット・ガーデン作戦とは第二次世界大戦中の1944年に連合国軍が実行した。

「連合国軍はノルマンディ上陸作戦に成功し、フランスを奪還します。いよいよドイツを目指して進軍するという時、連合国軍が多数の空挺部隊を降下させてオランダを制圧し、ドイツへのルートを確保しようとしたのです。ところが空挺部隊が孤立するなど、作戦は大失敗に終わりました。ウクライナの首都キーウを空挺作戦で占領するとの作戦案を最終的に承認したのはプーチン大統領です。つまり彼の判断ミスが今に到るまでロシア軍の苦戦に大きな影響を与えているわけです」(同・軍事ジャーナリスト)

 ロシア軍の侵攻に苦しむウクライナは当初、NATO(北大西洋条約機構)各国に武器援助を求めてばかりだった。しかし最近は、そうした報道が減っていることをご存知だろうか。

「ウクライナは自国で自爆型ドローンを開発したり、AIに作戦を立案させるシステムを構築したり、最前線の一兵士にまでタブレットを持たせ、インターネットで情報を共有するなど、様々な改革を自分たちの手で成し遂げました。今、ドネツク州の最前線ではウクライナ軍のドローンが24時間365日監視し、ロシア兵を発見すると即座に攻撃します」(同・軍事ジャーナリスト)

配車アプリや電動バイクをフル活用

 軍事ジャーナリストは「私が注目しているのはウクライナの兵士が様々なアイディアを提案し、それを実現するというプロセスです」と言う。

「例えばウクライナの最前線では、ウクライナ軍の兵士が提案したアイディアを採用し、移動では電動バイクや電動キックボードを活用しています。さらに特筆すべきは『GISアルタ』というアプリです。これはドローン無人機が発見した敵の位置を共有し、どう砲撃するのが最も効果的なのか瞬時にAIが判断、直ちに精密砲撃を実行するためのアプリです。発見から砲撃開始まで数分と世界最速。しかもベースになったのは何と配車アプリだそうです」(同・軍事ジャーナリスト)

 一方、ロシア軍は第一次世界大戦の時と変わらぬ人海戦術。ウクライナ軍に比べると硬直化が著しい。さらに莫大な戦死傷者は兵士の補充を困難にしている。

「新兵の基本教育を見てみましょう。アメリカ陸軍なら10週間、海兵隊なら13週間です。ウクライナ軍も10週にしたかったのですが、やはり人員が不足しているので5週間に短縮しています。ただし内容はNATO訓練基準です。ところがロシア軍の場合、1週間から10日間しかありません。これでは銃の使い方も満足に覚えられないでしょう」(同・軍事ジャーナリスト)

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