53歳「経産省キャリア官僚」が知人女性に成り済まし「私はマゾ」 逮捕に至った浅はか過ぎる手口と素顔

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 有能とされるキャリア官僚にしては、あまりにも稚拙な犯行だった。6月24日、名誉毀損の疑いで警視庁人身安全対策課に逮捕されたのは、経済産業省の伊藤正雄容疑者(53)。その手口たるや……。

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“出会い系”を悪用し……

 容疑は、3月9日から27日にかけて、仕事で知り合った30代の女性に成り済まし、彼女の名誉を傷つけたというものだ。

 警視庁担当記者が言う。

「犯行の舞台となったのは、出会い系サイトでした。仕組みは、掲示板にメールアドレスを投稿。それを見た相手から連絡が来るというものです」

 連絡が来た多数の相手に、伊藤容疑者は女性本人のフリをして、女性の本名と実際の写真、電話番号を載せたメールを50回近くも送ったという。しかも、そのやりとりの中では、“私は強いマゾ嗜好があります”といった目を引くうその文句でアピール。何も知らない被害女性に、欲望をたぎらせた“サド嗜好”の利用者たちが群がったのは言うまでもない。

“掲示板見たよ”100件以上

「女性の元には“掲示板を見たよ”という夥(おびただ)しい数の電話やメールが来たのです。その数100件以上。当然、電話やメールには卑猥なセリフが含まれ、恐ろしくなった女性が、警視庁に相談したのです。伊藤の目的は女性を困らせることだったと警察はみているようです」(前出の記者)

 相手を困らすという意味では、十分過ぎるほどの成果があったといえよう。さすが、頭脳明晰な官僚だけあって、中々にして趣味の悪い嫌がらせを考えついたものである。だがその後、いともたやすく本人が特定されてしまうのだった。

「被害女性が受けた電話やメールの記録をたどると、出会い系サイトの投稿が判明。その投稿は、神奈川県川崎市の漫画喫茶のパソコンから送信されていることが分かり、逮捕につながったようです」(同)

 漫画喫茶の利用の際には、東京都であれば条例で身分証明書の提示が必須条件と定められているが、神奈川県の場合はこうした条例がないため、店舗によっては身分を明かさずにパソコンなどの利用が可能だ。

 川崎市の漫画喫茶を選んだのが、その抜け穴を利用するためだったとしたら、官僚ならではの頭脳をフル稼働させた結果といえるかもしれない。とはいえ、防犯カメラが発達した現在、すぐに足が付くのは誰にでも分かりそうなものだが、伊藤容疑者のオツムでは想像できなかったようだ。

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