「オレならもっとうまくやれる」とアピール? 岸田元首相が再登板に意欲か 「SNSでの情報発信に成功」
一昨年10月に発足からちょうど3年で政権を退いた、岸田文雄元首相(68)に注目が集まっている。
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政治部デスクが解説する。
「テレビ番組やSNSにおける情報発信が目立っています。岸田氏のインスタグラムのフォロワーは約26万人で、自民党内では130万人超の高市早苗首相、約50万人の小泉進次郎防衛相らに次ぐ多さです」
岸田氏のインスタでは自身がラジコンカーを操作する様子や、カプセルトイの販売機でレバーを“ガチャガチャ”と回すお茶目な姿も見られる。
「世間的な“マジメ一辺倒”とのイメージを払拭する狙いもあるようです。古希まで1年ちょっとながら健康状態は良好で、近い将来の再登板への意欲をにじませている、と見る向きもあるほど」
“オレならもっとうまくやれる”
首相経験者としての動きも顕著だ。6月中旬には、G7サミットに初めて出席する高市首相への助言をテレビや新聞で披露。さらに菅義偉元首相の後任として日印協会会長に就任するなど、得意とする外交面でも存在感を発揮している。
「加えて日本を訪れた海外首脳との面会も恒例化しています。1月にイタリアのメローニ首相と、4月にはフランスのマクロン大統領と意見交換に臨みました。昨年12月にカナダのトルドー前首相と会食した際は、トルドー氏の交際相手であるアメリカの人気歌手ケイティ・ペリーが同席しました。この会合は海外でも大きく報じられました」
勢いは止まらず、6月26日には日本外国特派員協会において流暢(りゅうちょう)な英語を交えながら会見を行った。
「この場で岸田氏は、衆院選における自民党の大勝や高水準を維持する政権支持率などを“政治的資産”と位置付けました。政府はそれらを国民生活や日本経済に必要な政策に費やすべきだ、と訴えたのです。党の日本成長戦略本部本部長や資産運用立国議員連盟会長を務めていることから、高市政権の物価高対策を念頭に“オレならもっとうまくやれると訴える狙いだった”との見方も出ています」
再び首相に担ぐ仲間はいるのか
いまだ枯れない岸田氏を、再び首相に担ごうと考える仲間はいるのか。自民党関係者が後を引き取る。
「高市さんが勝利した昨秋の党総裁選の際、岸田さんは自身が率いた旧岸田派で座長を務めていた林芳正総務相の支援を明言せず、小泉氏とてんびんにかけた。それで林氏や同氏を支持する議員との関係が悪化してしまいました」
その状態を良しとしない岸田氏は、去る5月に関係改善に向けて動いていた。
「山梨県で旧岸田派の秘書を集めた研修会を開催し、講師を務めたのです。ただ、首相時代に派閥の解散を決めたのは他ならぬ岸田さん。“いまさら派閥単位の集まりとは……”との声も上がりました」(旧岸田派関係者)
岸田氏の座右の銘は「春風接人」。人とは春風のように温和に接せよという意味で、後段は「秋霜自粛」と続く。自身を厳しく律せよとの教えだが……。


