低迷する「広島カープ」復活のカギは“現役ドラフトで加入の韋駄天”…「広島が強いときは必ず“スピードスター”が誕生します」
チームに光明が……
6月29日からの一週間、プロ野球では雨天中止が相次ぎ、選手のコンディション管理が難しかった。そのなかで、広島東洋カープが6月26日からの阪神3連戦を1勝1敗で乗り切り(雨で1試合中止)、続く横浜DeNAとの地方遠征2試合も、1勝1分けで終えた。
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「6月30日の試合では、9回最後の攻撃に入った時点で3-2の1点ビハインドでした。そこから同点に追いついただけでなく、一挙5点を取った粘りが、1勝1分けにつながりました」(スポーツ紙記者)
チームは28勝40敗4分けで5位(5日現在)。勝率5割にもまだ程遠い状況だが、7月3日からの阪神3連戦の初戦も先制点を奪ったのは広島のほうだった。低迷期脱出の光は見えつつある。
そんな広島の転機となった試合は6月27日の阪神戦だろう。もっと言えば、この試合には今季のチームの不遇さも秘められていた。同点で迎えた8回裏、4番・坂倉将吾(28)のバットから値千金の中前適時打が生まれ、9回には守護神に抜てきされた森浦大輔(28)を投入して3対2で逃げ切った。この1勝は大きい。表向きのヒーローは決勝点を叩き出した坂倉と9回の最後のマウンドを締め括った森浦だが、この阪神3連戦に突入する前、新井貴浩監督(49)は先発だったターノック(27)のリリーフ転向を決め、
「最初だからといって、ビハインド限定でとは思ってない。ボールの力を見せてくれているから。ショートイニングになったらまたワンランク上がると思う」
と語っていた。先取点を奪い、継投策で逃げ切る展開をイメージしていたのか、初回の攻撃でも1番・名原典彦(26)が出塁すると、2番・菊池涼介(36)に送りバントのサインを出すなど、走者を進めることに徹していた。
「ターノックは2番手で登板し、4番の佐藤輝明(27)から始まる阪神打線を3三振に仕留めました」(スポーツ紙記者)
残念なのは、この勝ちパターンで使えるターノックが翌27日に右股関節痛を訴え、出場登録も抹消しなければならなかったこと。今の広島の不遇さを改めて思い知らされる出来事だった。新しい戦力が出てきたと思ったら、故障……この繰り返しである。残った選手たちでやっていくしかないが、26日に1番で起用された名原は、4打数4安打と大当たりだった。新守護神・森浦の奮闘、スタメン・レフトで起用された内野手の佐藤啓介(25)もいる。広島に新しい戦力が息吹き始めたのは間違いない。
「23日の巨人戦に先発した玉村昇悟(25)は5回3失点(自責1)でしたが、今季は7度、先発登板しており、うち5回はQS(6回を3失点以内)で、防御率は1.89です(23日時点、現在は2.30)。規定投球回数に届くかどうか分かりませんが、もしそうなったら、防御率のタイトル争いで阪神・高橋遥人(30)に次いで2位ということになります」(前出・同)
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