低迷する「広島カープ」復活のカギは“現役ドラフトで加入の韋駄天”…「広島が強いときは必ず“スピードスター”が誕生します」

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チーム再建のカギを握る選手

 また、怪我による不遇と言えば、開幕戦で「1番・中堅」を任されたルーキーの平川蓮(22)も6月13日の楽天戦で右手首の痛みを訴え、右有鈎骨骨折と診断された。開幕3戦目の守備でもフェンスに激突して右肩を痛めている。そこから復帰し、打撃の調子も取り戻してきた時期だっただけにもったいない限りだが、昨年も1位ルーキーの佐々木泰(23)が怪我に苦しんでいる。チーム再建を加速させるには、コンディション管理の見直しも必要だろう。

「新井監督は左腕リリーバーの高太一(24)や名原など、若手選手に関する質問が出ると、『試合で使って、もっと巧くなってきた』と話していました」(前出・同)

 お家芸の機動力野球を復活させるには辰見の復帰が待たれるが、チーム再建の鍵を握っているのは坂倉ではないだろうか。今季、僅差での首位攻防戦を繰り広げている巨人、阪神、ヤクルトにも世代交代に苦しんだ時期があった。しかし、巨人は岡本和真(30=現ブルージェイズ)を、ヤクルトは村上宗隆(26=現ホワイトソックス)、阪神は大山悠輔(31)、佐藤、森下翔太(25)といった打線の中核打者の成長を最優先させ、今がある。

 4月21日以降、主に4番を務めてきたのは坂倉だ。坂倉が4番として定着するだけではなく、他球団からも一目を置かれるようになれば、辰見のスピードや名原の勝負強い打撃も活きてくる。新井監督がすべきはたとえ結果が伴わなくても近未来の4番打者を我慢して使い続けることだろう。

デイリー新潮編集部

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