オープンカーで六本木を流しても気づかれない、銀座で「お名前は?」…それでも“懐メロ枠”を拒む65歳・田原俊彦

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

ディスコチューン「ナニコレ最高!!!」

 毎年恒例のシングルリリースに、7月からの全国ツアー。今年も田原俊彦(65)の夏がやってくる。ディスコチューン「ナニコレ最高!!!」と、ラテンの香り漂う「恋のミラージュ」――大人の色気と遊び心を詰め込んだ新曲2曲を携えての挑戦だ。移り変わりの激しい芸能界で、なぜ、いつまでも現役アイドルであり続けられるのか。(全3回の第2回)【福嶋剛/ライター】

 ***

――新曲「ナニコレ最高!!!」はファンキーなディスコ風のダンスナンバーで、トシちゃんの踊りが楽しめる一曲です。

「今回のコンセプトは『派手に踊って見せる曲』ってことで、たくさんの候補曲の中から選んだんだ。この曲はノリがよくてスピード感もあって、歌詞も今の田原俊彦を表しているから、まさにT(=田原俊彦流の)POPな曲が完成したね。ライブでは、みんなで振り付けを楽しみながら一緒に踊って大騒ぎしたいな」

――カップリングの「恋のミラージュ」もキューバ風味の踊れるラテン音楽ですが、ここまで振り切った曲は今まであまりなかったですね。

「確かになかったかもね。この曲は女性ダンサーたちと色っぽいダンスを披露しますから。今回の曲に合わせて、7月から始まる全国ツアーでは夏を感じるライブになると思うよ」

――毎年欠かさずシングルをリリースしていますが、いつもどのようなルーティンで制作しているのでしょう。

「毎年、秋に次はどんな曲でいくか決めるんです。歌謡曲、ダンサブルな曲、メロウなバラードとか、いろいろと考え始めて、大御所の先生に曲をお願いするときは『こんな感じの歌詞や曲をお願いします』と依頼しています。そうじゃない時は、11月、12月くらいにコンペを開いて、若手の作家さんを始め、いろんな方から届いた曲から選んでいくんだ。今回はコンペで50曲くらいの候補曲が届いて、そこからプロデューサーやディレクターが5曲くらいに絞って、最後に僕が選んで決定するという流れで進めています」

――年が明ける頃には既に曲は決定していると。

「そうだね。正月が明けてからレコーディングが始まって、振り付けを決めて、MV撮影に臨むという感じかな」

――今回のMVもディスコですね。

「いい感じでしょ? 今回は坂本あゆみさんという有名な映画監督さんに撮ってもらったんだ。ものすごくエネルギッシュな方で、いい刺激をもらいました」

――ちなみに今までご自身で曲を作ってみようと考えたことはありますか。

「ないです。そんな才能なんてないし、アイドルとしてやってきたので餅は餅屋というか、プロフェッショナルなスタッフがそれぞれプロの仕事をして一つの作品を作り上げるみたいな現場で育ってきたから、それが合っているんだ。一度自分で歌詞を書こうと思ったこともあったけど、恥ずかしくてね。

 ライブも同じで、制作スタッフがいて、バンドがいて、ダンサーがいて、音響がいて、照明がいて、みんな最高のスキルを持ったプロが毎回全力で田原俊彦のステージを作ってくれるから、いいものが出来上がるんですよ」

次ページ:10代の頃から「これで生きていく」

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。